「星の王」はMusic Masters、「管楽器のためのシンフォニー集」はKoch Internationalで既発売。作曲者の片腕として知られるクラフトですが、ストラヴィンスキー生誕125年を記念し、「春の祭典」を再録音（旧録音は8.557501で発売中）。彼の演奏はひとつの証言だけに貴重であり、ストラヴィンスキー・ファンであれば必聴。また2006年録音のヴァイオリン協奏曲、初期の名作2曲も含め、非常に存在意義のある一枚となりました。

1967年版「春の祭典」の新録音です。二十世紀の音楽史に残る傑作が、ストラヴィンスキー生誕125年を記念して2007年に発売されます。ヴァイオリン協奏曲は、ストラヴィンスキーによる完璧なほどに素晴らしい管弦楽作品として広く認められている作品です。管楽器のための交響曲は、しばしば「春の祭典」の弟分として見られがちなもので、何といってもストラヴィンスキーが新古典主義に転じる前の最後の作品です。ドビュッシーに献呈されたカンタータ「星の王」は、男性合唱と管弦楽という異例な編成によるものです。コントラストが際立たないスローテンポの音楽で、情動的なリズムも登場しないという、ストラヴィンスキーとしては例外的な作風のものです。後半部分は、ドビュッシーへのオマージュして書かれたもので、その旋律やリズム、管弦楽法のスタイルを実際に模倣している部分もあります。
［コメント提供；(株)アイヴィ］

発売・販売元 提供資料 （2009/04/08）