アルゼンチン・ロック界の大御所スピネッタとの共演、また勝井祐二、山本精一、及びRovo とのコラボなどでも知られる孤高のピアニスト、モノ・フォンタナ。”ポスト・ウェザー・リポート”とも囁かれる彼の幻想的なサウンドはアルゼンチン音響派と一緒に語られることが多いモノ・フォンタナ。待ち焦がれた2ndとなる本作は、ジャズやフュージョン、クラシックからポップスなど彼が持つ様々なバックグラウンドをフィルターにかけ、そして限りなくシンプルに仕上げた色彩感とイマジネーションに溢れるサウンドスケープ。美しすぎるサイレンス・・。
タワーレコード(2009/04/08)
限りなくシンプルで無限に豊かな幻聴にも似た美しい一大ピアノ絵巻
山本精一
はっとする美しい瞬間は、そういえば、いつだってふと訪れてたちまち全てを生き生きとさせるよね、って事を思い出させてくれる。かけずり回りながら、忘れっぽいからついつい何度も忘れている繰り返しの中で、それは、確率的に訪れる。ピアノって凄いですね。私も弾けたらいいなーって思うけれど、とりあえずは、時々この人みたいに誰かが素敵なのをやってくれるから、まいっか、って思いながら聴いているところです。素敵ってのはピアノだけじゃなくてね。一番好きなのは時々入ってる歌や人の音。ひんやりと情熱的。
ツジコノリコ
これは「素晴らしい」なんて本当に極めてシンプルで単純な言葉しか見つからない…傑作中の傑作なんてもんじゃない。このサウンドの深みを一体どう表現すればいいのか。というかとにかく繰り返し聴き続けてしまう、このとてつもない魅力・・・もう自分の感情のままにただ寄り沿っていくだけで幸せになる。冒頭から最後までずっと深い場所にそれはそれは優しく連れて行ってくれる、こんな音楽表現の出来るアーチストってどんな人なんだろう・・・?
もちろん僕の車では以前として繰り返し流れ続けている。
沼澤 尚
発売・販売元 提供資料(2009/04/08)
夢かうつつか幻か――アルゼンチン音響派のなんとも不思議なピアニストによる、10年ぶりの新作。自由に奏でられる独創的なピアノの音色に、人の話し声や動物たちの鳴き声、カメラのシャッター音、時計の針の音など、微かな日常の環境音たちがそっと滲んでいく。無声映画あるいはセリフの少ない昔のモノクロ映画を観ているように、受け手の想像力をいたく刺激する映像喚起力抜群のサウンドスケープが美しい。
bounce (C)ダイサク・ジョビン
タワーレコード(2007年06月号掲載 (P103))