ヒップ・ホップ・アーティスト、コモンの第6弾アルバム。カニエ・ウェストのレーベルからリリースされた、コモンらしい洗練された内容。全米第2位を獲得した、2005年発表作品。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
シカゴのヒップホップ・シーンを開拓した先駆者ラシード・リンことコモンがルーツを振り返って放った渾身の6thアルバム!今作品ではあのカニエ・ウェストのニュー・プロダクション=Getting Out Our Dreamsが完全バック・アップ!ラスト・ポエッツを迎えたファースト・カット「ザ・コーナー」、「ゴー」、「フェイスフル」、「テスティファイ」などなど、カニエ・マジックとコモンのセンスが奇跡の融合を果たした最高傑作ともいえる仕上がりに胸が熱くなった!
タワーレコード(2009/04/08)
カニエ・ウェストのレーベルと手を結び、コモンが約3年ぶりのニュー・アルバムをリリース。てなわけで今作は全面的にカニエのプロデュース(ラップ登場頻度も高し)となっており、実験的要素が強かった前作『Electric Circus』に対して、ソウル系のネタ使いをふんだんに採り入れたトラックがメインとなっている。しかしそれと同時に耳を奪うのは、そこに乗るコモンの実に力強く、生命力を感じさせるラップだ。ラスト・ポエッツを迎えた先行カット“The Corner”、ライト・メロウな“Go!”、ジョン・レジェンドとビラルの掛け合いにも興奮の“Faithful”も……こんなコモンを待っていた!というファンも多いはず。“Chi-City”とかシャイ・ライツのサンプリングとか、カニエと共に見せるシカゴ愛も微笑ましいし、はっきり言って全曲素晴らしい。これでもう少し収録時間が長かったら……ってのは贅沢ですね!
bounce (C)佐藤 ともえ
タワーレコード(2005年07月号掲載 (P73))