日本でも圧倒的な人気を誇る"もう1人のキング・オブ・サウス"、リル・フリップのアルバム。幻の名作と言われた「アイ・ニード・マイン」が、新たに12曲を差し替え内容も一新し、遂にリリース。フリー・スタイルのラップが炸裂する「ゲットー・マインドステイト」他を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
2005年末にリリースを予定していたコロムビア盤が延期を重ね、日本のみで限定リリースされるも本国ではお蔵入り……その後いくつかのストリート盤とレーベル移籍を経て、ようやくH・タウンの真打ちが帰ってきた! 大幅に新曲が追加され、旬のゲストも満載されたヴォリューム感のある仕上がり。彼の不在中もさらに盛り上がったサウス熱だが、先駆者の貫禄が失われるはずもない。ブランクを挽回するに余りある強力な一枚!
bounce (C)池谷 昌之
タワーレコード(2007年05月号掲載 (P78))
現在のヒューストン・シーンの盛り上がりは、やはりリル・フリップの“Sunshine”の大ヒットがひとつの足掛かりとなったのだが、その彼が絶好のタイミングで完成させた新作は、先行シングル“What It Do”でも感じさせた〈イケてる男〉の格の違いを見せつけ(聴かせ)る快作だ。ビッグ・ポーキーやリル・キキ、Z・ロウ、ESG、DJスクィーキーらと共に生粋の南部サウンドを贅沢に聴かせ、真正スクリュード・アップ・クリックの3MCによる1曲目“Starched & Cleaned”からスクリュー・マナーでブッ飛ばしてくださる。また、ライフ・ジェニングスやネイト・ドッグと合体したR&B調の曲も披露し、サラーム・レミやスコット・ストーチらシーンで名の通ったプロデューサーとも組んでるあたりでの幅広いアプローチは、前作での成功を踏襲しているのだろう。全編でトップ・アーティストとしての風格をビンビンに漂わせた一枚だ。
bounce (C)Masso 187um
タワーレコード(2006年01,02月号掲載 (P79))