60年代後期から全米を震撼させた殺人鬼
ゾディアック事件の全貌に迫る傑作のサントラ
の、こちらは激シブな選曲サントラ!!
『ゾディアック』(2007)
サウンドトラック・ロック/ポップ・オムニバス盤
監督 デビッド・フィンチャー
主演 ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニー・ジュニア
マーク・ルファロ
事件の全貌を解き明かしつつ、事件捜査に
のめりこみ人生が変えられてしまった男たちの姿を
演技派を迎えて描くフィンチャーの渾身巨編。
オリジナル・スコアはベテランのデビッド・シャイアに
依頼しつつも、こちらで聴ける、当時のロック、
ポップ、ソウル・ナンバーをコンパイルした盤も
すごくシブい。メインタイトルで強烈な印象を
残すサンタナのインストゥルメンタル・ロック、
甘いが冷ややかなスリー・ドッグ・ナイト、
そしてフォー・トップス、スライ・アンド・ザ・ファミリー・
ストーンからなんとジョン・コルトレーン、マイルス・
デイヴィスまで。音楽監督はジョージ・ドラコリアスと
ランダル・ポスターの売れっ子チーム。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2007/04/07)
フィンチャー、新作になんとベテラン、
シャイアを起用ということで、久々にシャイアの新作!!
『ゾディアック』(2007)スコア盤サウンドトラック
音楽 デビッド・シャイア
監督 デビッド・フィンチャー
主演 ジェイク・ギレンホール、マーク・ルファロ
60年代~70年代に全米を震撼させた殺人鬼
ゾディアックを追うフィンチャーの実録ミステリー大作。
音楽監督にランダル・ポスターを迎えての周到な
選曲盤もありますが、こちらは、スコア盤。
独特のスコアへのこだわりでも知られるフィンチャー
ですが、今回はなんと『カンバセーション・盗聴』の
サウンドに刺激されて、デビッド・シャイアご本人を起用!!
確かに、カンバセーションを髣髴とさせるユニークな
サウンドの重なりのピアノ・ナンバー、そして『サブウェイ・
パニック』で使用したテクニックを応用したというストリングス・
アレンジなど、70年代サントラ・ファンにはたまらない、
自らの作品の引用と進化。シャイアならではのアイデアに
富んだ、一音一音聞き逃せないオーケストラとピアノの
サウンド。ファン必聴!! そしてボーナス・トラック?として、
ラスト・ナンバーあとに特別なカンバセーションも収録。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2007/03/20)