R&Bシンガーとしての集大成ともいえるマスターピースが完成!90年代前半からR&Bシーンの第一線で活躍を続け、そのセクシー&アーバンなR&Bスタイルで絶大なる支持を得ているジョーの6thアルバムが遂に届けられた!清涼感溢れるムーディーなトラックにスムースなヴォーカルが官能の世界に誘う、パプースをfeat.したストリート・シングル「Where You At」、クールなトラック上で情感豊かなジョーのヴォーカルが乗って涙を誘う”ジョー節”全開のメロディアスな先行シングル「If I Was Your Man」(Ne-Yo&スターゲイトのプロデュース!)からもアルバムの充実っぷりがビシバシ伝わってくる!制作陣は他にショーン・ギャレット、クール&ドレ、ティム&ボブ、アンダードッグス、ブライアン・マイケル・コックスという超強力体制で、ゲストには”N.Y.復権”を高らかに宣言したNasもエントリー!2007年R&Bにおけるトップ・プライオリティ・アルバムであることは言うまでもないだろう!
タワーレコード(2009/04/08)
前作『And Then...』から約3年ぶりの新作。R・ケリー制作曲など良曲もあったものの、少々メリハリに欠けた前作は賛否を分けたようだが、今回はご心配なく!と言ってしまいたい。ヴライアン・マイケル・コックスやティム&ボブなど華やかな制作陣を従え、ロマンティシズムに溢れたメロディーと情熱的な歌声で全編を覆い尽くした大充実作に仕上がっているのだ。ナズらラッパー勢も数曲に参加し、ショーン・ギャレットによるパプースとの“Where You At”など時流の空気を吸いながらもあくまでスムースな振る舞いが粋。クール&ドレーがトライブ・コールド・クエスト“Electric Relaxation”を丸使い(!)したキラー・チューン“Just Relax”も出色のリメイクだ。さらに90年代マナーな本人主導のスロウ“You Should Know Me”(98年のサントラ『Caught Up』収録曲の再演)でジョー節全開! 新たな傑作の誕生です!
bounce (C)佐藤 ともえ
タワーレコード(2007年05月号掲載 (P73))