表情豊かでハイクオリティーなポップ・シンガー、一十三十一のアルバム。ASA-CHANGのプロデュースは、独特で綿密でマジカルなリズム空間が、彼女の魅力と合致。どこか奇妙なエレクトロニカ・ポップソウルの傑作。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
一十三十一、待望のオリジナル・アルバムはプロデューサーにASA-CHANGを迎え制作。一十三十一の表情豊かでハイクオリティーなポップさとASA-CHANGの独特で緻密なマジカルなリズム空間の出会いが特別なマジックを生み出しています。メロウで美しい、どこか奇妙なエレクトロ・ポップソウルの傑作誕生です。
タワーレコード(2009/04/08)
ベスト盤の発表を挿んで約2年ぶりに放たれたニュー・アルバム。さまざまなミュージシャンとのコラボを通じて、持ち前のジャンルレスな音楽的嗜好をつまびらかにした前作『Syncronized Singing』から一転、ASA-CHANGが全面プロデュースした今作において、彼女はみずからが持つ〈核〉の部分に、再度徹底的に向き合うことを決意したようだ。みずからが奏でるスティールパンの音色も瑞々しい“Ride on the pegasus”をはじめ、最小限の荷物のみをナップザックに詰め込んで、身体ひとつで道なき道を行くかのような躍動感に満ち溢れた歌声からは、これまでの歩みを通じて自然と身に付けてきた、シンガーとしての足腰の強さのようなものをしっかりと感じ取ることができる。電子音とパーカッションを中心に構成された、シンプルながらも起伏に富んだエレクトロニカ風味のオケも、彼女の歌声が持つ魅力を見事に浮き彫りにしている。
bounce (C)望月 哲
タワーレコード(2007年04月号掲載 (P69))