Rock/Pop
CDアルバム

Suits [Digipak]

4.0

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フォーマット CDアルバム
発売日 2007年03月01日
国内/輸入 輸入(イギリス盤)
レーベルSnapper Classics
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 SDPCD217
SKU 636551621724

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:16:54
録音 : ステレオ (Studio)

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Mr. 1470

      アーティスト: Fish

    2. 2.
      Lady Let It Lie

      アーティスト: Fish

    3. 3.
      Emperor's Song

      アーティスト: Fish

    4. 4.
      Fortunes of War

      アーティスト: Fish

    5. 5.
      Somebody Special

      アーティスト: Fish

    6. 6.
      No Dummy

      アーティスト: Fish

    7. 7.
      Pipeline

      アーティスト: Fish

    8. 8.
      Jumpsuit City

      アーティスト: Fish

    9. 9.
      Bandwagon

      アーティスト: Fish

    10. 10.
      Raw Meat

      アーティスト: Fish

    11. 11.
      Black Canal - (Bonus Track)

      アーティスト: Fish

    12. 12.
      Out of My Life - (Bonus Track)

      アーティスト: Fish

作品の情報

メイン
アーティスト: Fish

その他
プロデューサー: James Cassidy

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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ケニヤの博物館に展示された、遺構1470番(※)には、3000年前とも言われる最古の人類の頭蓋骨が収められている。その数字を冠した Mr.1470 でアルバムはスタートする。狩りをし、森で食べ物を探していた人類が、今はスーツを誂(あつら)え、文明社会を生きている。♪僕らは愛することを学んだが ♪殺すことも学んだ ♪君はスーツを夢見るかい? ♪僕らは皆1470番の息子なんだ。……遥か3000年に思いを馳せる詞は、ポップになったとは言え、やはり文学を志向する元マリリオンのリードシンガーそのものである。

脱退した古巣・マリリオン時代に残した作品数に並ぶ、4作目。曲長は5分から7分。詞の量も変わっていないのだが、バックバンドが居なくなったからか、緩急の付いた展開は減った。似たキャリアを辿るフィル・コリンズに準(なぞら)える声も出るぐらい、ソロ・シンガー振りが板に付いて来たフィッシュである。

オープニング曲以外の目玉は2曲のバラード。[2]「Lady Let It Lie」と、[10]「Raw Meat」だ。「[[ASIN:B0000922EG Lady Let It Lie]]」はソロ・シングル最大のヒット曲となり、本国では名曲と讃えられる。静かで叙情的なヴァースと、陽気なスコットランド節のコーラスが組み合わさった曲だ。♪少年は皆少女に憧れ ♪少女は皆少年に憧れる ♪誰も自分になりたくないんだ、と歌う曲。思春期の真理を描いている?のかも知れない。

難しいのは「Raw Meat」である。生肉?!直訳の日本語なら曲のタイトルには成り得ない言葉だが、やはり言語が違うと、感覚が異なるな、と思う。「僕は生肉だ!」(さぁ料理してくれ) とでも言おうか。ステージに立って、常に批評され、評価を受ける側の葛藤を暗に歌にしている様子だが、比喩表現が余りに難しく、英語圏に3年住んでいた自分も、このレベルの英語になると太刀打ちできない。ライヴに招待されたインタビュアーが「今日の公演では『Raw Meat』が聴けなかった。あれは最高なのに!」と残念がる様子が公式サイトに掲載されている。「最後を飾るに相応しい、ハイライト」な曲だそうだ。

(※)KNM-ER 1470 (Kenya National Museum-East Rudolf): 1972年にリーキー博士夫妻が、ケニアのトゥルカナ湖東
2023/12/29 E_L_E_G_Yさん
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