だから、どうした!どうしたどうした!と悩みを吹き飛ばしてくれるアッパーチューン!KREVAがKICK THE CAN CREW以前に盟友CUEZEROと結成した2MCユニット、BY PHAR THE DOPESTのアルバム。日比谷野外音楽堂ライヴも大成功だった彼らの「恥じゃない」PVを収録したDVD付き初回限定盤。 (C)RS
JMD(2010/07/29)
そもそも KREVAは〈速いペースが飽きないペース〉(“くれ万端”)と豪語するスピード狂だ。なので、自身の原点であるCUEZEROとのユニットの復活作だからと言って、腰を据えたヘヴィー・デューティーなアルバムに仕上げてくるわけがない、とわかってはいたが……。それにしても、この〈やりたいことを全部詰め込んでみましたが、なにか?〉とでも言いたげなハッチャケぶりはなんだ。全然湿っぽくないし、落ち着いてない。2人が生まれた76年産のサンプリング・ソースを全編に採り入れ、“だからどうした”でハードなラップが映えるバンギンなビートを聴かせたかと思えば、“恥じゃない”ではあけすけな〈J-Pop大好きっす〉志向を披露。また、Mummy-Dとの共作“安全運転”では軽快な2枚使いも炸裂し、“Daaam”ではCUEZEROの天然ぶりも全開! 〈?〉や〈!〉の繰り返しをブッ太いビートで串刺しにした、遊び心とファンクネスが同居する快作だ。
bounce (C)古川 耕
タワーレコード(2007年01,02月号掲載 (P89))