第8回ラテン・グラミー賞【Best Singer-Songwriter Album】受賞!!
全ブラジル・ファン待望!カエターノ・ヴェローゾ、オリジナル・アルバムとしては実に6年ぶりとなる作品がリリース!ツアー・ギタリストとして共に来日した経験もあるペドロ・サーと、息子で、ブラジルの今を代表する3人による最強プロジェクト“モレーノ+2”、“ドメニコ+2”、“カシン+2”などで活躍しているモレーノ・ヴェローゾが共同プロデュース。
タワーレコード(2009/04/08)
The Wire (p.63) - "Veloso's voice is, as always, an instrument of singular winsomeness, coloured with regret and yearning..."
Down Beat (p.62) - 4.5 stars out of 5 -- "It's one of his greatest vocal performances ever. alternating between rare tenderness and consonant grit..."
Rovi
デビュー40年目で世に問う本作は、オリジナル作品としては『Noites Do Norte』以来6年ぶり。前作『A Foreign Sound』は新旧アメリカ人アーティストたちのカヴァーだったわけだが、その路線の延長なのか、『Noites Do Norte』にも関わっていた息子のモレーノとギタリストのペドロ・サーをプロデューサーに抜擢した今回の音志向は、シンプルなバンド編成によるロック! 意外なほど強い統一感を打ち出しており、ポスト・パンク調だったりゴス的な感覚だったりと、80年代っぽい要素が目立つのは興味深いところ。しかし、終盤にかけて徐々にリズムの枠がほぐれて抽象化してゆき、究極的には特定のスタイルよりも表情豊かなギターと抜けの良いドラム、そしてあの声が官能的に絡み合う様が耳に焼きついて残る。充実の90年代を経て新世紀に入ってからも、相変わらずエイジレス&ボーダレスなカエターノ。64歳にして実験と挑戦あるのみ、だ。
bounce (C)新谷 洋子
タワーレコード(2006年11月号掲載 (P84))