“Virtual Insanity”のプロモ・クリップを手掛けたジョナサン・グレイザーが指揮を執った、NYを舞台に繰り広げられるミステリアスな愛の物語。本編にそっと寄り添うサントラはアレクサンドル・デプラによるもので、派手さやキャッチーさを排除した幻想的な仕上がりに。計算し尽くされた繊細で緻密な音世界は〈お見事!〉の一言に尽きる。
bounce (C)広瀬 毅
タワーレコード(2006年10月号掲載 (P114))
夫の生まれ変わりと信じる少年と、女性の愛!!
超異色ドラマに、イマジネーション豊かなサウンド
を仕上げたのは、フランスの新しきエース、デスプラ!!!
『BIRTH』(2004)
サウンドトラック
音楽 アレクサンドル・デスプラ
監督 ジョナサン・グレイザー
主演 ニコール・キッドマン、ローレン・バコール
脚本参加 ジャン・クロード・カリエール
ブラーやマッシブ・アタックのビデオクリップ、そして前作
『セクシー・ビースト』で注目されたグレイザー監督が
挑む異色の問題作。この不思議なドラマを美しく
肯定的?な音楽で包み込むのがデスプラ・サウンド。
現代的なリズムをかすかにバックに残し、クラシカルに
美しいストリングスが鳴り響く。ラストのワルツまで、
本当に、不思議に美しい世界を大展開。キューブリック的
でもバダラメンティの世界でもない、清らかに妖しい世界。
ヤレド・サウンドあたりのファンにもおすすめ。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/11/12)