メタル発~クラブ・ミュージック経由~宇宙行き
BUFFALO DAUGHTERのギタリスト・シュガー吉永と、元DMBQ、OOIOOのドラマー・吉村由加の二人がダンス・ミュージックとメタルの融合を目指し、2000年に結成した強力ユニット“METALCHICKS”。1stアルバム「METALCHICKS」のリリースから1年、早くも2ndアルバムが完成!!宇宙の教会で繰り広げられるかのような壮大かつ、メタリックなコズミック・サウンドは、06年型ニュー・チャーチ・サウンド!?本作はMETALCHICKSの2ndアルバムであると同時に、映画『笑う大天使(ミカエル)』(2006年夏公開)のサントラでもある。とはいえ、映画にあわせて作り上げられたアルバムというよりは、独立したアルバムであり、映画の持つ世界観と絶妙にシンクロした作品と表現すべきものである。全10曲、新たに誕生した“METALCHICKS”という音楽の
タワーレコード(2009/04/08)
近年のダンス・ミュージック最前線ではブラック・メタルとダーク・プログレッシヴ・ハウスのサウンドスケープを重ね合わせてみたり、DJのメタル・スクリュー・ミックスといった実験が進行している。一見、接点がないように思える2つのジャンルだが、様式を保持したままそれを複雑化、弛緩させることで感情を昂揚、暴発へと導く音楽的な構造は極めて近い。それを実際にバンドで融合しているのが、Buffalo Daughterのギタリストであるシュガー吉永と元DMBQ/OOIOOのドラマーである吉村由加から成るMETALCHICKSだ。このセカンド・アルバムでは空間的に2つの成分を均等に配合した“We Are The Warriors”をひとつの頂点とし、重厚なギター・レイヤーを際立たせてみたり、錯綜するシンセの旋律にギターをトレースしてみたりと、双方向のアプローチを可変させることで唯一無二のエクストリーム・ミュージックを現出させている。
bounce (C)小野田 雄
タワーレコード(2006年08月号掲載 (P83))