スウェーデン出身の5人組ロック・バンド、マンドゥ・ディアオのサード・アルバム。ファースト・アルバムのようなラフ感、セカンド・アルバムのようなクオリティの高いプロダクションで制作された1枚。PVを1曲収録したCD-Extra仕様。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
荒削りながらもポップで入りやすい60'sサウンドと女子ウケ満点のルックスで、ここ日本でも高い人気を誇るマンドゥ・ディアオの約2年振り3rdアルバム!今回から新メンバー:マッツ・ビョーク(Keyboard)が加入し5ピースとななり、またバンドが初のセルフ・プロデュースを手掛けています。1stの時のようなラフ感と、共に2ndのようなクオリティの高いプロダクションで制作された飛躍作!無垢な激情が世界に向けて鳴らす純情ロックン・ロール!!
タワーレコード(2009/04/08)
英米に本格的に進出し、ブレイク寸前という場所で足踏み状態にあるマンドゥ・ディアオが、キーボード奏者のマッツを正式メンバーに迎えてカムバック。デビュー作と同じセルフ・プロデュースで新作を完成させた。基本路線は変わらないが、冒頭曲で早速披露しているとおり、1曲ごとの作り込みに進化の跡あり。メロディックさやキャッチーさを犠牲にせずに、展開に変化をプラス。アウトロで次の曲に繋いでゆく構成もおもしろいし、テンポを落とすとテンションもダウンしてしまう点は否めないが、表現力やアレンジに深みが増し、ライヴ感と作り込み感のバランスをうまく取っている。そのへんは、ミキサーのオーウェン・モリスの手腕にもよるのだろう。また今回は、〈俺様〉的な主張よりもキャラ描写に焦点がシフトし、ストーリーテリングに磨きをかけたんじゃないだろうか? 勢いよりドラマで押す、第三章突入だ。
bounce (C)新谷 洋子
タワーレコード(2006年08月号掲載 (P82))