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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2006年06月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 音楽之友社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784276221840 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | B6変 |
構成数 : 1枚
■生涯篇■
はじめに ブラームスと19世紀音楽
第1章 若き日のブラームス
ブラームスの出自/最初の音楽教育/ヴィンゼンでの滞在/すれ違いに終わったシューマンとの出会い/ヴァイオリニスト、レメー二との交流/ヨアヒムとの出会い/リスト訪問
第2章 「新しき道」―ブラームスのデビュー(1853~62年)
シューマン家訪問/「新しい道」―第二のベートーヴェンへの期待/作曲家ブラームスのデビュー/シューマンの悲劇とクララへの思い/交響曲作曲という課題/古典対位法研究とルネサンス音楽への関心/シューマンの死/デトモルト宮廷への就職/アガーテ・フォン・ジーボルトとの出会いと別れ/ハンブルク女性合唱団での活動/ピアノ協奏曲第一番の完成と不評/新ドイツ派に対する「声明文」
第3章 ウィーン時代の始まりと多彩な活動(1862~75年)
ウィーンへの招待/ブラームスとヴァーグナー/ブラームスとハンスリック/シューベルトの作品との出会いと影響/ブラームスのバロック音楽研究/ウィーン・ジングアカデミー指揮者就任/両親の不和と母の死/激変する国際情勢と《ドイツ・レクイエム》の完成/ユーリエ・シューマンへの失恋と《アルト・ラプソディ》の作曲/ウィーン楽友協会音楽監督への就任/新しい人々との出会い/交響曲作曲への序章―弦楽四重奏曲と《ハイドン変奏曲》の作曲/ブラームスへの数々の顕彰と高まる名声/ブラームスのオペラ創作の試み/ドヴォルジャークとの出会いとイギリスでの名声
第4章 偉大な様式の形成―交響曲の時代(1876~85年)
交響曲第一番の成立/交響曲第一番に対する批評/ペルチャハでの夏の日々―交響曲第二番の完成/友人たちの死とイタリアへの旅行/バート・イシュルでの夏の滞在―交響曲第三番の完成/ミュルツツーシュラークでの夏の期間/リヒャルト・シュトラウスとブルックナー
第5章 内なる声の希求(1886~93年)
トゥーン湖畔での満ち足りた日々―室内楽の創作/二重協奏曲の作曲―最後の管弦楽作品/グリーグとチャイコフスキーの来訪/愛国主義者ブラームス―ヴィトマンとの不幸なでき事/人生のたそがれの自覚―「イシュル」遺書の執筆/クララとのいき違い―シューマンの交響曲第四番初稿の出版をめぐって/クラリネット奏者ミュールフェルトとの出会いと最後のピアノ作品群
第6章 静寂の晩年(1894~97年)
クララの死とブラームスの最後の日々
■作品篇■
交響曲/管弦楽作品/協奏曲/室内楽/鍵盤音楽―ピアノおよびオルガン作品/合唱作品/あとがき
■資料篇■
ブラームス年表/作品一覧/人名索引
シリーズ第2期第2回配本。ベートーヴェン以後のドイツ音楽の正統的な継承者としてだけではなく、パレストリーナ、バッハ、ヘンデルなどのルネサンス・バロック期の音楽や、ドイツ民謡やチャルダーシュなどの民俗音楽を、作品校訂や編曲などを通して紹介し、さらにみずからの様式に積極的にとりこんで、多層的な音楽宇宙を構築した巨人作曲家ブラームスの実像を描き出す本格的評伝。これまでの評伝がブラームスの人物像を描くことに重点をおいていたのに対し、本書では作品論をより充実させているところが特徴。

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