〈男〉として生まれたが現在は〈女〉として独りで生きる主人公と、〈男〉時代に授かった息子が再会してアメリカ大陸を縦断するロード・ ムーヴィーのサントラは、アフリカの歌姫=ミリアム・マケバほか、ヒルビリーやウェスタンといったルーツ音楽中心の選曲。カントリーの女帝=ドリー・パートンのエンディング曲が優しく、ホロ苦く、甘い。
bounce (C)長屋 美保
タワーレコード(2006年08月号掲載 (P120))
元ミラマックスのエライさん、ウェインスタインの
新会社が放つ、ファンも評論家も絶賛の人間ドラマ。
ゴールデングローブ主演女優賞受賞。
『トランスアメリカ』(2005)
サウンドトラック
音楽(スコア) デヴィッド・マンスフィールド
監督 ダンカン・タッカー
主演 フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ジーガーズ
性転換手術を待つ性同一性障害の男性の”母親”
とゲイに身を売って生活する息子のロードムーヴィー。
この”母親”を演じるハフマンは、男優ではなく、
本物の女優というところでの話題も多数。アメリカ
横断ムービーということもあってか、サントラはカントリー風味
のナンバーを多数、心地よく収録。音楽は(CDで
クレジット観るのは久しぶり。結構、担当しているのですが、
ことごとく未CD化作品ばかりの)『天国の門』のデヴィッド・
マンスフィールド。祈願日本公開!!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2006/02/15)