第49回グラミー賞 ”Best Rap Solo Performance ”
超絶人気フロア・アンセム「ブリング・エム・アウト」を生み、 大ヒットを記録した前作『アーバン・レジェンド』から1年――。 今や次世代ヒップ・ホップ・シーンを担うビッグ・スターへと飛躍したT.I.。 疾風怒涛の4thアルバムが早くもドロップ!覚悟しろっ!
タワーレコード(2009/04/08)
ヒョードルか小橋か、全盛期の鶴田か、実は小林邦明か……と誰が最強かを語るのは非常にファンタスティックな行為だが、ヒップホップ界におけるキングを推測し合うのもまた同様に楽し。その最右翼に挙げられるT.I.の新作は、もはや〈サウスのキング〉を誇るものではなく、絶対王者宣言だ。そして、それがボーストじゃナイってことは、T.I.節が炸裂する先行カット“What You Know”を聴くだけで十分わかってもらえるだろう。絶対王者をサポートするため今作へ集った面々はその風格に相応しい豪華さであるが、それすらも霞んでしまう圧倒的な主役の存在感。どんなビートであろうともみずからの土俵に持ち込む、横綱相撲的なオーラが冒頭から放たれている。本人たちを迎えたUGKのクラシック・リメイクのような合体系大技もあれば、飛び道具的なクリスタル・ウォーターズ使いもあり、と王者の名に偽りナシで魅了してくれるのだ。
bounce (C)Masso 187um
タワーレコード(2006年05月号掲載 (P73))