シンガー・ソングライター、ニコル・ウィリスのアルバム。ザ・ソウル・インヴェスティゲイターズと組んで制作した1枚。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
92年に“Promise”[mo'wax]でシングル・デビュー、カーティス・トリビュート参加を期にスティーリー・ダンの片腕、ゲイリー・カッツのお眼鏡に適い『アース&へヴン』[Reprise/WB,'95]でアルバム・デビューしたGiant Step周辺のアシッド・ジャズ・バンド=リパーカッションズのリード・ヴォーカルだったニコル・ウィリス。バンド活動休止後、フィンランドの天才/変態エレクトロニストでのちの旦那=ジミ・テナー、ベースメント・ボーイズから飛び出たこっちも変態(笑)=モーリス・フルトンらに支えられ、これまでにソロ作『Soul Makeover』『Be It』(共に[sahko])を発表、そこで披露していた<ノーザン・ソウル>路線を推し進めるべく、カリプソ・キングとのコラボでJBズ、ミーターズ、ブッカー・T&ザ・MGズ路線のサウンドを演っていたフィンランドのファンク・バンド=ソウル・インヴェスティゲイターズと組んでのアルバムを制作!ジャイルス・ピーターソンが英・BBCで担当する『Worldwide』で<Track Of The Year 2005>に収録曲“If THis Ain't Love”をノミネート。一方でフィンランド国内のナショナル・チャート最高4位を記録、と各地で<21st Century Northern Soul / Deep Funk>センセイションを巻き起こす!
タワーレコード(2009/04/08)
元リパーカッションズでジミ・テナー夫人でもあるニコル・ウィリスがフィンランドのバンドと組んで作り上げたサード・アルバム。とても現代の音とは思えないディープなファンク~ノーザン・ソウルと、透明でいてどこかブルーな印象すら強烈に刻み込むニコル嬢のヴォーカル。気の利いたジャケの佇まいに反し、あらゆる想像を超えた現代におけるファンクの理想形……そんな奇跡のジャムがここに。
bounce (C)小川 健太郎
タワーレコード(2006年03月号掲載 (P89))