これぞFLYING RHYTHMSの神髄!エンジニア・内田直之の神懸り的なダブ・ミックスが炸裂した、リズムス史上最もマッドでディープなリズム・セッションを余すところなく収録(38分14秒!)したミニ・アルバム!
タワーレコード(2009/04/08)
2005年にリリースしたフライング・リズムスの2ndアルバム「N'DANKA N'DAKA」の録音当時のテーマは、「魔界進行」でした。現世を魔界と捉えた私は、彼らにその魔界を勇気をもって進んでいく姿を音で表して欲しい、内田さんはダブ・オバケ役で・・・と投げかけました。録音一日目、お昼ぐらいから録り始め、さっそく明るいうちから魔界に進入!「い、息苦しいいい、、、」ってくらいドロドロな魔界なわけ。そんな状況で数曲ぐらい録音した頃には、メンバー皆へとへと&魔界から抜け出せなくなっていた。ほんじゃ、飯でも食って気分転換しよう!ってことになり休憩を挟んだ。その直後、いきなり始まったセッションの模様が、今回リリースされる38分14秒に無限開放されたドキュメント「DO THE WAVES」なんです!!!好きな部分から聴けるように6トラックのIDを打っときました。1トラック目は、FRラガマフィン調&壷ダブ、2トラック目あたりは久下さんのハイハット・ワークが素晴らしくフレッシュに刻み、ラティール&内田のコンビネーションで壷トリップ!、3トラックはFR本領発揮!リズム・バトル&ダブ、4トラックは、内田さんのパッド・ベースがナイス・タイミングで入ってきて渋い!後半のライブ・エフェクトで一気にチベット高原に連れてかれるのはオレだけ?5トラックは、マッドなダブ・ボーカリゼイション、6トラックは、感動!涙!涙!涙!の祈りのブルースで締めくくられます。んなわけでソッコー魔界を通過してしまったフライング・リズムスのメンバー達の晴れ晴れしさが、すこぶる気持ちよいスペシャル音源だと思います。ちなみにお題の「魔界」部分は、お蔵入り。「N'DANKA N'DAKA」は、録音一日目「DO THE WAVES」セッション後と二日目の音源です。あしからず。 (C)山辺圭司 (時空/Los Apson?)
発売・販売元 提供資料(2009/04/08)
超絶ライヴが話題を呼んでいるリズム・ダブ・ユニット、Flying Rhythmsの1曲38分にもおよぶセッション盤。久下惠生とラティール・シーのハイハット・ワーク~リズム・バトルが生む驚異の人力グルーヴと、内田直之による天才的ダブ・ミックスが炸裂した、無限に広がるカオティックなサウンドはドープな魔界そのもの。終盤のラティールの歌声が残像を記す祈りのブルースは圧巻。史上最高の〈トビ〉を保証するリアルな記録集!
bounce (C)郡司 和歌
タワーレコード(2006年03月号掲載 (P106))