日本、ヨーロッパで活動するサウンドクリエイター、万波麻希のアルバム。本作は、ミックスでcalm、FreeTEMPO、サックスで菊地成孔(DCPRG)、ギターに伊藤芳輝(スパニッシュコネクション)らが全面参加した、ジャジーでダンサブル、そしてアンビエントさも漂う作品を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
日本はもとより、ヨーロッパで活躍する美貌のサウンド・クリエイター、万波麻希による待望の1stアルバム!ロンドンのレーベルよりアナログをリリースした後、ヨーロッパ・ツアーを敢行するなど、日本国内よりもむしろ海外での認知が高い彼女。最近では、calmのライブへの参加やBayakaとのレコーディングを経験し、日本を代表するトップ・クリエイター達からの信頼も厚い。そんな彼女をサポートするべく本作には、ミックスでcalm、FreeTEMPO、トランペットisao osada、サックスで菊地成孔(DCPRG)、ギターに伊藤芳輝(スパニッシュコネクション)らが全面協力! ラテン・フレイヴァが随所に散りばめられたキラーなトラックから、アダルトなムード漂うJAZZYなトラックまで、ダンサブルかつアンビエントさも漂う、文句のつけどころのないクオリティを誇る作品に仕上がっています!音楽的なセンス、教養に加え、天性のヴォイス、そして抜群のルックスを、存分にご堪能下さい!
タワーレコード(2009/04/08)
バンボラからのシングル“Justice And Judgement 正義と審判”が〈デヴィッド・リンチに捧げるダンス・ミュージック〉〈次世代のアリス・コルトレーン〉という最大級の賛辞を持ってロンドンで受け入れられた真なる逸材によるファースト・アルバム。みずから作詞/作曲、プログラミングまでをこなし、MOOCHYのプロジェクト=NXSなどでもその完全ネイティヴな英語による美声を披露していた彼女を、ここでは菊地成孔やCALMといった同志がバックアップ。“ゼロ地点より里程標(マイルストーン)へ”と題された1曲目から産毛を撫でるようなラーガ・フレイヴァーが溢れ、全9曲を通じてブルー・ムードやバロック的な深淵さといった艶容成分が、彷徨を好む鼓膜の奥底へと染み込んでゆく。〈ジャズ〉のフィールドを歩みつつ、いつのまにかその範疇を内側から広げ、打破してしまうクロスオーヴァーぶり。しなやかで美しく、また、獰猛な傑作。
bounce (C)江森 丈晃
タワーレコード(2006年03月号掲載 (P85))