ブルックリン出身のヒップ・ホップ・アーティスト、バスタ・ライムスの移籍第1弾アルバム。「タッチ・イット」他を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
なにっ!! バスタとDr.Dreがタッグを組んだぁっ?!
そーなんです。なんとバスタがDr.Dreの<Aftermath>に電撃移籍です!しかもDr.Dreが切望していただけに念願のタッグが遂に実現したのです!ダミ声で吠えまくる東の奇人が西の“G”魂と競演するなんてたまりませんね!もともとPEでおなじみの、ボム・スクワッド仕込な極太サウンドに乗っていただけに、さらにパンチがました強烈なジャブが連発することは必至!ましてやDr.Dreの他にもザ・ネプチューンズやティンバランド、スウィズ・ビーツ、ジャスト・ブレイズらがこの歴史的な門出を祝福がてら参加っス!
タワーレコード(2009/04/08)
ダフト・パンクのロボ声をスクリューしてバキバキのループを組み上げたスウィズ・ビーツ会心のヒット“Touch It”、ウィル・アイ・アム流儀のダンスホール“I Love My Bitch”など、バスタらしいリズミック路線は当然最高だし、スティーヴィー・ワンダーからナズまでゲストもクソ豪華、さらには故J・ディラ製の幻想的なビートでQ・ティップと合体するというスペシャルもあるが、やはり注目はドクター・ドレーとの手合わせに尽きる! あの“Still D.R.E.”を想起させる琴のループに震えがくる“Get You Some”をはじめ、少ない音数を最大限のダイナミズムに直結した楽曲は、触れたものを黄金に変えるドレー・マジックの面目躍如たる名品揃い! 聴くたびに新たな旨味が発見できるこの感じは……『2001』や『Get Rich Or Die Tryin'』にも通じる、流行りモノっぽさと普遍性の見事な融和ゆえか。絶対王者2人によるクラシック! 感動した!
bounce (C)出嶌 孝次
タワーレコード(2006年07月号掲載 (P81))