| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1991年03月14日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Warner Bros. |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 26530 |
| SKU | 075992653022 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:00:08
録音 : ステレオ (Studio)

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本作は、1991年に発売された。1987年に再活動してから2年ごとにアルバムを発表してきた。しかも89年はツアーも行っており、まるでアンディの死の悲しみを忘れるために仕事に没頭してきたように感じる。
本作の印象を一言でいうと、固いリズムに支えられた鋼鉄のアルバムというと言い過ぎだろうか。正直、全ビー・ジーズのオリジナル・アルバムで最も聴かなかった筆頭だろう。3人の中でバリーは最もR&B寄りの曲を好んで、また書いてきていると思うが、本作は最もバリーの好みが出ていると考える。
まず、タイトル曲「ハイ・シヴィライゼーション」だが、まるでヘリコプターのような前奏から始まる。パーカッションのリズムが強く耳に残るが、メロディは悪くない。今までにないタイプの曲としか言えない。
「シークレット・ラブ」は、彼ららしい親しみやすいメロディのイギリスで5位、ドイツで2位。ヨーロッパの他の国でもヒットした。
「ハッピー・エヴァー・アフター」は南国の香りがする、美しくゆったりとした曲で、私などなかなか癖になってしまうメロディだ。
「パーティ・ウィズ・ノー・ネーム」はバリー、「ディメンションズ」はモーリスのリードによる鋼鉄のように固いビートの効いたソウル・ナンバーというべきか。しかし、メロディの良さは目立っている。ビー・ジーズの大いなる強みである。
「ゴースト・トレイン」は、何ともユーモラスなサウンドとロビンの「ride on my ghost train」が耳に残る。
「ジ・オンリー・ラブ」は、バリーのソロの堂々たるバラードで、自分的には80年以降ではトップを争う名曲だ。曲のエンディングの「the only love one love that will not die~」のコーラスが特に好きだ。
ここで最後であれば気持ち良い終わり方だが、以降は鋼鉄のように固いビートの効いたソウル・ナンバーが3曲続く。すべてバリーのリードであるが、1曲1曲は悪くないが、まとめて聴くと正直同じように聴こえてしまう。オリジナル・アルバムで最も聴かなかった理由だ。
なお、本作『ハイ・シヴィライゼーション』は、イギリスで24位、ドイツで2位まで上昇したが、アメリカではチャート・インしなかったただ一つの彼らのオリジナル・アルバムだ。