クラシック
CDアルバム

Shostakovich: Complete String Quartets No.1-15, Elegy For String Quartet / Borodin String Quartet

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【ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全15曲】
ショスタコーヴィチが弦楽四重奏曲第1番を完成させたのは、交響曲第5番「革命」初演の翌年にあたり、このジャンルへの取り組みは意外にも遅い印象です。しかし、いずれの作品からも偉大な作曲家による唯一無二な音楽を聴くことが出来ます。同様に代表的な作品であり、作曲時期も重なる全15曲の交響曲との関係性も興味深いところではないでしょうか。

第1番…全4楽章。15分に満たない小曲。全体的に穏やかな雰囲気が伝わります。
第2番…全4楽章。第1番とは雰囲気が異なり、暗さや重苦しさが感じられ、全曲で約35分を超える充実作。第二次世界大戦末期の1944年という時代背景も影響しているのかもしれません。既に交響曲の名作である第7、8番までは作曲されていた時期であり、交響曲における音楽的手法も垣間見れます。
第3番…全5楽章。約30分超の作品。全体を通して、明るいパロディ的な旋律が用いられています。ここでも、同時期の作品となる交響曲第9番との共通性が見られるのではないでしょうか。
第4番…全4楽章。演奏時間は約25分前後。スターリンによる2回目の粛清の時期の直後の作品。第9交響曲への非難、音楽学校の解職、自作の演奏機会の減少などがあった頃ですが、作品としては、これまでにない個性、雰囲気の変化、ユダヤ音楽の影響が見られます。終楽章において「ユダヤの民族詩より」OP.79の楽想が用いられたこともあって、ショスタコーヴィチ独特の節回し、弦楽四重奏曲における明確な特徴が発見されます。
第5番…全3楽章。約30分の作品。第1楽章の冒頭など、非常に印象的。明暗の楽想の変化や主題と導入部の展開など興味深いところです。翌年完成される交響曲第10番との関係もよく指摘される様です。
第6番…全4楽章。約25分前後の作品。スターリンの死後、いわゆる「雪解け」の時代が始まりますが、私生活では妻ニーナや母の死を経験しています。しかし、第5番から約4年後の作品には、明らかに雰囲気の変化が伝わってきます。
第7番…全3楽章。10分ちょっとの作品~全15曲中、最短。“亡き妻ニーナの記憶に捧げられた”作品。全体が、アタッカで繋がっています。第1楽章(アレグレット)でのヴァイオリンの下降旋律、チェロ他の表情が印象的。第2楽章(レント)での沈んだ雰囲気、第3楽章(アレグロ)での激しいフーガと主題の再現。

第8番…全5楽章。全楽章がアタッカで繋がっています。約20分ちょっと。第7番と同年の作曲ですが、正に弦楽四重奏曲の代表作の一つともいえる充実した名曲。“ナチスの犠牲になったユダヤ人に捧げられた”作品。第1楽章冒頭から特徴的な音型が繰り返し演奏され、次第に激しさと緊張感が増大していきます。全体を通じて悲劇的な雰囲気と凶暴、悲愴と緊迫の対比が実感されます。
第9番…全5楽章。全楽章がアタッカで繋がっています。30分に若干満たない演奏時間。64年の作品は、62年に再婚した若きイリーナに捧げられた作品。全楽章を通じて、様々な音楽的工夫、構造の変化が絡み合った作品で、作曲者の天才が滲み出ていますが、華やかな雰囲気で終曲を迎えます。
第10番…全4楽章。約20分ちょっと。第9番と同年の作品で、全体的な雰囲気も似ている印象です。やはり、既に作曲家としての充実を如実に現している時期であり、交響曲では、第13交響曲「バビヤール」も作曲済み。各演奏パートの掛け合い、印象的な表情の変化、第3楽章アダージョでの特徴、全体の統一感とアンサンブルの充実は、名作といえるでしょう。
第11番…全7楽章。約15分ちょっとの作品。66年に書かれ、ベートーヴェン四重奏団の第2ヴァイオリニスト、V.シリンスキーに献呈されています。前作の第9、10番とは全く異質な作品。全7楽章が繋がっていますが、それぞれ「イントロダクション」、「スケルツォ」、「レチタティーヴォ」、「エチュード」、「ユーモレスク」、「エレジー」、「コンクルージョン(フィナーレ)」として変化を見せます。短い音楽の中に、個性的な音楽が奏でられ、四重奏曲における後期作品に感じられる寂寥、重苦しさの様なものが表現されています。
第12番…全2楽章。約30分。68年の作曲で、ベートーヴェン四重奏団の第1ヴァイオリニスト、D.ツィガノフに献呈されています。前作とは異なり2つの楽章で構成されていますが、第1楽章モデラートは短く、第2楽章アレグレットがかなりのヴォリュームとなっています。作曲時期は、交響曲第13番「バビ・ヤール」と第14番「死者の歌」の間にあたり、正に晩年に向かう作曲者の心境を投影したかの様な不思議な作品。フィナーレは、明るい雰囲気。
第13番…単一楽章。約20分弱。交響曲第14番を完成させた翌年の70年の作曲。弦楽四重奏曲としては、やはり異質で難解な作品。20世紀ロシアのクラシック音楽の特徴の

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作品の情報

商品の紹介

ボロディンSQによる代表的録音が復活CD化!
74年に初代メンバー、ドゥビンスキー(Vn)が亡命し、新メンバーとなって以降の録音。正に“黄金の第2期”を迎える名門四重奏団による円熟味に溢れた名演集。20世紀ロシアの巨人的作曲家、ショスタコーヴィチが没した直後(約3年後)からスタートした一連の録音シリーズは、作曲家と同時代を共有した深い共感共鳴が全編から実感されます。また、客観的で明快なアプローチ、精緻な表現と練り上げられた技術と見事なアンサンブルは、ベートーヴェンによる弦楽四重奏曲とも比較されるショスタコーヴィチの代表的作品群の本質に鋭く迫った不朽的演奏といえるでしょう。モスクワでのスタジオ録音が中心ですが、第6番と第9番は81年9月27日のモスクワ音楽院でのライヴを収録したもの。
この全集音源は、以前BMGからも6枚組ボックスとしてリリースされていました。その際には、リヒテルとの共演によるピアノ五重奏曲と弦楽八重奏のための2つの小品OP.11(プロコフィエフSQとの共演)も収録されていましたが、今回は、15曲の弦楽四重奏曲にエレジーがカップリングされています。
因みに、ボロディンSQは、この全集録音の前に、旧メンバーによる第8番(名作!)のライヴや第1~13番までの録音[旧MELODIYA]を残しています。また、90年の再録音は、こちらです。
タワーレコード(2009/04/08)

フォーマット CDアルバム
発売日 2005年10月29日
国内/輸入 輸入
レーベルVenezia
構成数 6
パッケージ仕様 -
規格品番 CDVE64232
SKU 2700000642320

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