ヒップ・ホップ・クラシックとなった「ウォーク・ディス・ウェイ」「イッツ・トリッキー」などを収めた、1986年発表のサード・アルバムに未発表5トラックを追加収録。エアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」をカヴァーするなど、ロックにもクロスオーヴァー。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
エレクトロ・ヒップホップ界にヘヴィ・メタルを導入した革命児Run DMC。言わずと知れた名曲“Walk This Way”を収録し、ラップ史上初のプラチナを獲得した86年の3rdアルバム。この曲はご存知エアロスミスの今となっては名曲中の名曲だが、当時は人気下降気味のグループであり、Run DMCがエアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーを参加させてサンプしたことがきっかけとなり、一流ロック・バンドに返り咲き現在があるのだ。それほどまで音楽業界に激震を走らした彼らを紹介すると、Def Jamの創設者ラッセル・シモンズの弟ランと相棒DMC、そしてDJにジャム・マスター・ジェイの3人組で構成されたグループだ。もちろんこのアルバムからロック色が強いサウンドになった訳ではなく、84年のデビュー時代から“ロックするヒップホップ”と名づけられていた。さらに彼らのスタイル、ブッ太いゴールド・ネックレスとアディダスのセット・アップにシューズ、とくにアディダスがこの日本でもブレイクするきっかけを作ったのも彼らである。
タワーレコード(2009/04/08)
エアロスミスをフィーチャーしカヴァーした大ヒット曲"Walk This Way"に代表されるように、ヘヴィーなギター・サウンドを大胆にもちこんだロックよりのアプローチで、多くのファンを獲得した今作。
元祖ミックスチャー・アルバムともいえるこの「Rising Hell」のヒットがきっかけでヒップホップ・シーンがよりメジャーな存在になったのはいうまでもなく、いまだにその衝撃は衰えていない。 (C)青木正之
タワーレコード(2001/12/31)