RIP SLYMEからILMARI&RYO-Z、m-floからVERBAL、ラッパーWISEにDJ NIGOを加えた5人組ラップ・グループ、TERIYAKI BOYZのデビュー・アルバムの通常盤。The Neputunes、ダフトパンク、DJ シャドウ他がサウンド・プロデュースを担当。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
これはヤバイ!ILMARI(RIP SLYME)、RYO-Z(RIP SLYME)、VERBAL(m-flo)、WISE(APESOUNDS)、そして、NIGO(A BATHING APE) !彼らが結成した最強ヒップ・ホップ・ユニット、それがTERIYAKI BOYZ!今作のために集まった国内外のプロデューサーたちがこれまたトンデモナイ!The Neptunes、ダフト・パンク、DJ シャドウ、BEASTIE BOYSのアドロック、コーネリアス、マーク・ロンソン、Alchemist、ダン・ジ・オートメーター、DJ プレミア、ジャスト・ブレイズ!これでもかとヒット・プロデューサーが集結!発売するレーベルは日本人アーティストでは初となるDef Jam Recordings!ファッションと音楽の2大ストリートブランドの饗宴となります。
タワーレコード(2009/04/08)
まずはスクリュー・ミックスにビックリ。しかもそこでマイケル・ワッツを起用するあたりは、写真集「Bling Bling」で本場のブリンブリン連中に負けない輝きをアピールしていたビリオネアだけのことはある。ただ、ほぼ全曲で海外の著名トラックメイカーを起用したからといって、基本のバランスは従来のNIGOらしさから逸脱しているわけではない。〈豪華なユニットの豪華なアルバム〉というお祭り的な側面を担ぐのはコーネリアスやダフト・パンクや小倉優子ぐらいで、その他のネプチューンズ、DJプレミア、DJシャドウ、オートメイター、カット・ケミストらは比較的オーセンティックなトラックを用意している。一方で興味深いのはキミドリやスチャダラパー、BUDDAH BRANDらのライムを意図的に(?)引用したラップ。この皿にこのラップを盛るあたりが、ワールドワイドでドメスティックなテリヤキならではの味ということだろうか。
bounce (C)出嶌 孝次
タワーレコード(2005年12月号掲載 (P73))