コーンに見出され、ラップとロックを融合したミクスチャー・ロックのカテゴリーで最も成功したバンド、リンプ・ビズキット。2005年発表の初のベスト・アルバム。「フェイス」から「ヌーキー」「ブレイク・スタッフ」「テイク・ア・ルック・アラウンド」まで代表曲を網羅した、全18曲を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
もはやヘヴィ・ロック/ミクスチャー・ロックというカテゴリーをも飛び越え、新たなるジャンルを21世紀に跨り確立させてしまったリンプ・ビズキット。一時期脱退していたウェス・ボーランド(G)も前作で復帰し、2005年5月リリースされた『真実への逃避…』に続いて登場したのは、リンプ第二章に向けて過去の代表曲を完全網羅したベスト・アルバム!ブレイクのきっかけとなった1stアルバムに収録の「フェイス」(ジョージ・マイケルのカバー)、世界的飛躍を果たしたアルバム『シグニフィカント・アザー』より「ヌーキー」「ブレイク・スタッフ」、売れまくった3rd『チョコレート・スターフィッシュ…』より“M:I-2”のテーマとして有名な「テイク・ア・ルック・アラウンド」、世界貿易センタービルの屋上でPVが撮影されたことも話題になった「ローリン」、ウェス・ボーランドが脱退し元スノットのマイク・スミスが加入して制作された『リゾルツ・メイ・ヴァリー』より「イート・ユー・アライヴ」等、時を経ても決して錆び付かない怒涛のチューンの連続!日本&UK盤ボーナス・トラックとして、『真実への逃避…』より「ザ・トゥルース」も収録。さらに、リンプの未来像が見える新曲3曲も収録!そのうち1曲は何と、モトリー・クルー「ホーム・スウィート・ホーム」とザ・ヴァーヴ「ビタースウィート・シンフォニー」の混合体「ホーム・スウィート・ホーム/ビタースウィート・シンフォニー」!
タワーレコード(2009/04/08)
ギターのウェス・ボーランドが復帰して今年5月に発表されたアルバムも記憶に新しいリンプビズキットからベスト盤が到着。嬉しいことに新曲3曲が追加収録されているっていうんだから、いままでの作品を全部チェックしているアナタもスルーは禁物よ。むやみやたらと暴れるのではなく、しっかり聴かせる曲を仕上げてくるあたりに彼らの新機軸がチラッと見えます。ここを起点にリンプの次なる伝説が始まる予感!
bounce (C)山西 絵美
タワーレコード(2005年11月号掲載 (P91))