| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2005年07月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | フォンテック |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | FOCD-9238 |
| SKU | 4988065092382 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:19:21
【曲目】
1) R.シュトラウス: 交響詩 《ドン・ファン》
2) プフィツナー: 《パレストリーナ》 ~ 3つの間奏曲
3) ワーグナー: ジークフリート牧歌
4) ヒンデミット: ウェーバーの主題による交響的変容
【演奏】
若杉 弘(指揮)、東京都交響楽団
【録音】
1)1991年10月12日 3)1989年5月18日 4)1992年11月9日 東京文化会館(ライヴ)
2)1990年3月24日 サントリーホール,東京(ライヴ)

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日本にこんなに素晴らしい指揮者がいたのかと思わせる1枚。
若杉弘全盛期の抜群の選曲による1枚。
この1枚を聴いただけで若杉弘という稀有な指揮者が大好きになるだろう。
まず大好きなヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」を聴く。フルトヴェングラー・ベルリンフィルの演奏でさんざん聴き込んだ曲だ。若杉弘はフルトヴェングラーのような神秘はないが、この曲をもっともっと楽しく分かりやすく美しく演奏する。もうフルトヴェングラーのこの曲の演奏は卒業してもよいと思わせる。
次に「ドン、ファン」。これが更に輪をかけて素晴らしい。その水も滴るようなみずみずしさ!ダイナミックさと色気と哀愁にも事欠かない。この演奏があればカラヤンでなくたっていいじゃないかと思わせる。
プフィツナー「パレストリーナ」。これもフルトヴェングラーやカイルベルトの名演で聴いてきた。若杉弘はこの曲をこれ以上ないくらい「優しく」弾かせている。とても涙なくしてこの演奏を聴くのは申し訳ないような気がする。どうして若杉さんはこのような神経そのものが鳴っているような感性を持ち合わせているのか。襟を正したくなるような演奏。
「ジークフリート牧歌」。言わずと知れたワーグナーの大家、クナッパーツブッシュの愛奏曲だ。この曲にも若杉は新しい命を吹き込む。このいささか聴き飽きた名曲に愛と平和としあわせをこれほど痛切に感じさせる演奏も聴いたことがない。しみじみと「わたし」をしあわせなきもちにしてくれる。
この1枚でドイツ後期ロマン派の音楽を最高に味わうことが出来るといってもよいほど、若杉の指揮は秀逸以上である。