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フォーマット |
CD |
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構成数 |
8 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2012年06月01日 |
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規格品番 |
SBT81365 |
レーベル |
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SKU |
749677136529 |
「クレンペラーの指揮台での姿は、まるで、稲妻に打たれた樫の木のようだ。しかし、枝は大空に届かんとしている;果てしない苦悩に試された男。彼は決して生きる意志を捨てようとはしない。」(Die Presse)
オットー・クレンペラーの唯一の音楽財産の継承人で、人生すべてを父に捧げ、彼を偉大なる芸術家たらしめた功労者として知られる、娘ロッテ・クレンペラー。彼女は死の前年「父の録音は、今後EMIとテスタメント以外からはリリースさせない」との声明を発表。
これは、いかにテスタメント社が絶大な信頼を得ていたかの証明であり、彼女の死後もこの信頼を裏切ることなく最良のかたちでのリリースを重ね、遂に、1968年の5週に渡る「芸術週間」の全記録がリリースとなります。
クレンペラーにとってウィーン・フィルというオーケストラの存在は特別のものであったようです。まだ若き日の1925年、ボリショイ管弦楽団を賛辞するために次のような言葉を用いています。「世界にはモスクワのオーケストラと対等に対峙できる楽団はたったひとつしかない。ウィーン・フィルです。」そして、この愛情と尊敬は生涯変わることはありませんでした。後年、「ウィーン・フィルはどのアメリカのオーケストラより優れていると思います。正直、わたしは、ベルリン・フィルよりウィーン・フィルが好きだ。楽団員たちが気を悪くするのを承知でいうと、事実、ウィーン・フィルを扱うのは難しい。だけど、その演奏がどんなに見事なことか。特に、弦セクション!」いかにもクレンペラーらしい真っ正直さで、このような文章が書き残されてもいます。そして、この芸術週間の最後のリハーサルにおいて、「紳士諸君、ウィーンを離れる前にこれだけ言わせてください。あなたたちの理解と協力に感謝します。ウィーン・フィルと音楽を作れたことは、私の人生において最良の経験でした。」と言い残したとの記録も残っています。
構成数 | 8枚
合計収録時間 | 08:29:00
1968年5~6月、ウィーン芸術週間での全ライヴ・レコーディング、ステレオ録音!
【曲目内容】
■5月19日
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046 (Disc.6)
モーツァルト:セレナード第12番 ハ短調 K.388/384a「ナハトムジーク」 (Disc.1)
同:交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 (Disc.1)
■5月26日
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 作品62 (Disc.2)
同:交響曲第4番 変ロ長調 作品60 (Disc.2)
同:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」 (Disc.3)
■6月2日
ラモー(クレンペラー編曲):ガヴォットと6つの変奏 (Disc.3)
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 (Disc.4)
■6月9日
マーラー:交響曲第9番 ニ長調 (Disc.5&6)
■6月16日(ウィーンでの最後のコンサート)
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」 (Disc.2)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20 (Disc.7)
ワーグナー:ジークフリート牧歌 (Disc.7)
同:楽劇「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲 (Disc.7)
同:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」~第1幕前奏曲 (Disc.7)
以上、1968年 ウィーン芸術週間でのライヴ・レコーディング(ムジークフェライン・ザール)
ボーナスCD(Disc.8)
■1958年6月15日
ブラームス:「ドイツ・レクイエム」(ヴィルマ・リップ(S)、エバーハルト・ヴェヒター(Br)、ウィーン楽友協会合唱団)※MONO
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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1.Applause
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2.Symphony No. 5 in C minor ("Fate"), Op. 67: 1. Allegro con brio
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3.Symphony No. 5 in C minor ("Fate"), Op. 67: 2. Andante con moto - Piu mosso - Tempo 1
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4.Symphony No. 5 in C minor ("Fate"), Op. 67: 3. Allegro
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5.Symphony No. 5 in C minor ("Fate"), Op. 67: 4. Allegro - Presto
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6.Applause
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7.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Gavotte
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8.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 1
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9.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 2
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10.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 3
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11.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 4
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12.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 5
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13.Gavotte and Doubles (6), for harpsichord in A minor (Nouvelles suites): Variation 6
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4.[CD]
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5.[CD]
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6.[CD]
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7.[CD]
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8.[CD]
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クレンペラーのマラ9の3楽章は、他の盤では遅いだけの間のびした感が否めませんが、ここの演奏は緊張感を保ち続けて進んでいきます。これはオケ側だけではできないことなので、やはり本番の巨匠の至芸なのでしょう。それを如実に表すのがコーダで、思いがけない速いテンポにオーケストラが面くらって、ワサワサしているのが良く記録されています。
ベートーベン第4が、名演奏として著名ですが、マーラー第9も素晴らしい! ゴツゴツした感触で様々な楽器が軋み合いながら音楽が進行します。楽器間のバランスが独特で、丁寧に均された感のあるワルターなどと比較し、楽曲本来の独自性・異質性・新奇性が露わになっていると言えます。
期待以上の内容だった。まず、音が非常になまなましく、当時の劇場の雰囲気をダイレクトに伝えてくれる。そして、最近の「ライブ録音」が、リハーサルのつぎはぎなのに対し、これは演奏会そのままを収録してあるようで、そして老巨匠を迎えたせいか、オケにもぎこちなさが聞き取れる瞬間があるようだ。欲をいえば、5月から6月にかけての演奏会の順番に収録していたら、枚数が増えて、値段が今の倍でも、もっと良かった。
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