シンガー・ソングライター、小谷美紗子のアルバム。100sの玉田豊夢と山口寛雄、bloodthirsty butchersの田渕ひさ子が参加。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
小谷美紗子が2年間の沈黙を打ち破り、遂に完全復活!1996年のデビューから9年、一貫して“愛”と“社会”を独自の視点で切り抜き歌い上げ、数多存在する女性ヴォーカリストの中でも異彩を放ち続けてきた彼女が、「より自由かつ鋭利に自分の音楽を突き詰めていきたい」という意思のもと、遂に全曲新録のニュー・アルバムをリリース!本作には100sのメンバーとして大活躍中の玉田豊夢(Dr)、山口寛雄(Ba)が全面参加したほか、ゲスト・ギタリストに田渕ひさ子(元ナンバーガール/現Bloodthirsty Butchers)も参加!愛と希望に満ちた本物の魂の叫びがここにある!必聴!
タワーレコード(2009/04/08)
このうえなく強靱でありながら、絶えず儚さと隣り合わせる〈愛〉という感情を歌に織り込ませ続けて9年。小谷美紗子、通算7作目のアルバムが届けられた。彼女を中心として一昨年に結成されたスペシャル・バンド=ta-taに引き続いて玉田豊夢、山口寛雄(共に100s)のリズム隊が好サポートし、ゲスト・ギタリストとして(やはりta-taのメンバーである)田渕ひさ子(bloodthirsty butchers)を迎え、豊潤なバンド・グルーヴを聴かせているが、とはいえ、チャーミングな女性シンガーとハイセンスなインストゥルメンタリストの豪華共演!といった趣き以上の聴き応えが本作にはあり、自身の歌を最高に響かせる術にさらなる磨きをかけた印象が随所に窺える。彼女の声から放たれるパワーや言葉の説得力といったものはより力強さを増し、〈アイシテル〉〈ダイスキ〉といったありきたりな愛の言葉も、もはや彼女独自の響きを湛えているようだ。
bounce (C)久保田 泰平
タワーレコード(2005年05月号掲載 (P64))