Rolling Stone (No. 969, p.115) - 3 stars out of 5 - "[S]weet new tracks from Earth, Wind & Fire and John Legend mix with soul classics."
Rovi
数々の映画の主演をこなし、リリースされたばかりのアルバム『Lost And Found』ではラッパーとしての健在ぶりを誇示するなど、相変わらず絶好調なウィル・スミス主演のラヴコメディー。〈ウィル・スミスがラヴコメ?〉と勘ぐってしまうのも無理はない。いつだってウィル・スミスはちょ~イカしたアクション・ヒーローだったんですもの! しかし男性諸君、この映画に背を向けるのはまだ早い。なぜなら今作は、脚本に惚れ込んだウィル・スミスみずからが製作まで買って出たという意欲作なのですから。
舞台はニューヨーク、デート・コンサルタントのヒッチをめぐる物語。「アプローチ次第で、どんな女でも必ず落とせる」――そんなことを堂々と言ってのけるヒッチは仕事も遊びも華麗にこなすプレイボーイなわけですが、とある女性の出現で事態は急変。彼女の前ではあるまじきミスを連発してしまいます。さてさてこの恋の行方は?……と、話の流れはありきたりですが、とにかくウィル・スミスの身のこなしがヤバイ! 完璧なまでにクールかと思えば、はにかむ姿はとことんキュート! いままでに観たことのないウィル・スミスが画面いっぱいに広がります。そのほか、ドンくさい依頼人や華麗な女性陣など脇を固めるキャストも観逃せません。それぞれのキャラ設定が徹底されているからこそ、そこらの安っぽいラヴコメとは一線を画すものになったのでしょう。また、サントラもいまをときめくエイメリーやジョン・レジェンド、はたまたアース・ウィンド&ファイアなどロマンティックなソウル/R&Bの連続! 恋愛映画嫌いのキミが観ても素直に楽しめる、そんな貴重な娯楽映画です。
bounce (C)山西 絵美
タワーレコード(2005年06月号掲載 (P119))
ウィル・スミス主演ラヴコメ映画のサントラ。まずは、新作に大期待!なエイメリーの“1 Thing”がヤバい! ミーターズをネタ使いしたリッチ・ハリソンらしい鬼ファンキー・アップに軽い中毒を起こします。他にもジョン・レジェンドによるスティーヴィー・ワンダーのカヴァーも素晴らしいし、デスチャのケリー・ローランド&スリーピー・ブラウンをフィーチャーしたアース・ウィンド&ファイアの新曲も、いち早くチェックできますよ!
bounce (C)池田 貴洋
タワーレコード(2005年04月号掲載 (P70))