フォーマット |
CD |
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構成数 |
3 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2005年02月01日 |
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規格品番 |
4775355 |
レーベル |
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SKU |
028947753551 |
構成数 | 3枚
合計収録時間 | 03:53:00
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
【演奏】
カルロス・クライバー(指揮)、シュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィヒ放送合唱団
マーガレット・プライス(S)、ルネ・コロ(T)、ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、クルト・モル(Bs)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、アントン・デルモータ(T)他
【録音】
1980~82年
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1.[CD]
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1.Tristan und Isolde
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2.[CD]
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3.[CD]
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クライバーらしく、攻めるところはグイグイ来る(前奏曲、一幕4場前、逢瀬前、露見前後、イゾルデ到着など)、とてもスリリングな語り口です。小節の伸び縮みやデュナーミク変化もワーグナーの指示から予想される程度をはるかに越える激しさで、目が眩みそうです。録音も、歌劇場の客席では聞こえない表現もしっかり見えて、ワーグナーの意図を十全に表現していると思います。
イゾルデ役の少女らしい歌唱はまことにこの役に似つかわしく、知らない土地へ嫁ぐ不安や、怒りや恋慕の激情、最後のSehnsuchtなど、極めて適切な表現と思います。コロのトリスタンは、どうしてもローエングリンを思わせてニヤニヤさせられますが、一幕のポーカーフェイス、三幕の憧憬の表現なども比較する必要のない説得力を持っています。どちらも言葉と発声の一致は見事だと思います。
オーケストラがまた素晴らしい。コーラングレやヴィオラなどのソロのうまさはもとより、全体がアグレッシブなドライブにピタリとついていく。トランペットやトロンボーンなどもアンサンブルの枠内に収まって、決してはみ出すことがない。常時レパートリーに持っているアンサンブルの、見事な仕事だと思います。
クルヴェナール役について、見識の浅い評論家が「自身の亜流」だの「後塵を拝している」だの書いていますが、張りがあって輝きのある美声が若気で一本気な性格を的確に描き出しており(語尾の子音はさすがに耳につくようにはなっていますが)、比較を超えた理想的な表現だと思います。この歌唱を批判する資格があるのは、この歌手よりもお上手に歌える人だけではないでしょうか。現場を知らないでイメージと思い込みだけで評論するということは、本当に情けないことですし、ナイーブな消費者を騙すことにほかなりません。「評論家 見てきたように ●●を言い」ですね。
評価の高い録音であることは承知していますが、個人的には期待以下でした。歌手への不満が大きいです。プライスは声が非力、コロは特に第1幕が歌い込み不足のようで時に軟弱、F=Dは声の衰えが感じられ老人でないはずのクルヴェナールには不適、ファスベンダーはクールにすぎます。クライバーの指揮も、ライヴの海賊版(バイロイト、ミラノ)と比べると妙におとなしく、燃焼不足に思えます。
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