| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2004年12月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Cento Classics |
| 構成数 | 3 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | CAPO-2005 |
| SKU | 4988006826618 |
構成数 : 3枚
【曲目】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
【演奏】
エミール・ギレリス(P)
クルト・ザンデルリンク(指揮)、チェコ・フィル
【録音】
1958年11月19、21日 プラハ(ライヴ)
※モノラル

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ユダヤ系ドイツ人でソ連に亡命し、ソ連の大物演奏家とたくさん協演したクルト・ザンデルリングの指揮、鋼のギレリス、チェコフィルという取り合わせ。
何より気迫が凄い。これぞベートーヴェンという感じで気合が入っている。今どきのやわなお上品な演奏とは全然違う。
ピアノも凄いがオケも凄い。チェコフィルもこんなにゴリゴリとタイトな演奏ができるなんてビックリだ。ザンデルリングは地味だがオーケストラの魔術師だ。チェコフィルじゃなくてドイツのどこぞのオーケストラみたいな音にすっかりなっている。
これはライヴだから推進力と鋼鉄のような響きが凄いが、残念ながら音がだいぶ割れる。しかもモノラルである。旧EMIから出ているが放送局からテープをもらったのかもしれない。でも演奏がいいからすぐ音は気にならなくなる。拍手も凄い。
演奏がいいとこんなに早く曲が終わってしまうものかとまたびっくりする。
間違えないように無難に弾いて一丁上がりで、何でもかんでもブラボー・大拍手という儀式化した今の演奏とは違うごっつい演奏。こういう演奏を時々は聴き直してコンクール優勝者の練習場みたいな今の演奏会に終止符を打たないとクラシック音楽の愛好者はますます少なくなりますよ。
フルトヴェングラーが言っている。「大事なことは全部楽譜に書いてある。でも一番大切なことは書いていないのだ。」