アルバム『99 Cents』でメジャー・ワールド・デビューを果たした、CHICKS ON SPEEDが、ブリティッシュ・テクノのプリンス、あのCristian Vogelと作ってしまったサード・アルバム!ファッション、アバンギャルド、クラブ・シーンでファンを獲得した3人組Chicks On Speed。彼女らがリリースする本サード・アルバムは、ブリティッシュ・テクノと言えばこの人、あのCristian Vogelがプロデューサーとして参加!今までのエレクトロクラッシュ・スタイルからは離れ、常にイノヴェーティブな彼女達ならではの2004年流プログレッシブ・ロック・アルバム!今回は打ち込みはあるものの、60年代後半のThe Shagsや70年代後半のThe Raincoatsを意識し、バルセロナを中心に活躍するミュージシャンを集め、バンド編成で演奏!なんというか、Sonic Youth、Pixies、Violent Femmes、The Bangles、Beefheart & The Magic Band、Bananarama、Bongwater、ESG、The Slits、Nina Hagen…と、とにかくカッチョイイ物を全部集めちゃったCOSロック+エレクトロニカ・アルバムなのです!
タワーレコード(2009/04/08)
ファッション界でもエレクトロ・パンクが人気を集めるなか、あのシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドがジャケット撮影までするほどの人気者、チックス・オン・スピードのニュー・アルバムは、なんと!UKテクノ・シーンの異端児、クリスチャン・ヴォーゲルの全面プロデュース! といって、ヴォーゲル色の強いテクノへとシフトした……わけがない。デビュー・シングルがエレクトロ・ミュージックの聖典であるノーマル“Warm Leatherette”のカヴァー、その後も数々のニューウェイヴ・クラシックをネタに取り上げてきたチックスと、自身の所属する集団に〈ノー・フューチャー〉と名付けるヴォーゲルとの交配なので、“Madalyn Albrights Answer”や“Is Bigger Better”といったエレクトロ・パンクな曲もあるが、作品全体のトーンは直球パンク/ニューウェイヴ! ラフな演奏もいまの空気にズバッとハマった2004年のリアル・パンク!
bounce (C)石田 靖博
タワーレコード(2005年01,02月号掲載 (P85))