スカ・パンク・バンド、KEMURIの通算5枚目のフル・アルバム。故・森村亮介のトランペットの音源をそのまま使用した楽曲6曲を含む、全16曲を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
我らが”KEMURI”、遂に完全復活!待ちに待った3年振りのニューアルバム!他の追随を許さぬ、紛う方なきSKA PUNK。より結束したプレイ!深みを増した歌詞、KEMURI特有のあの疾走感にのる心に突き刺さる熱いメッセージが凝縮!3年間経験したこと全てをこの作品に詰め込んだ魂のアルバム!過去、現在、未来を繋ぐKEMURIの最高傑作!日本語詞7曲を含む全16曲のフルヴォリュームサイズ!新しい”CIRCLE”を描き創り始めた!もう完璧です!
タワーレコード(2009/04/08)
【伊藤ふみお氏コメント】
皆さん、元気ですか?『CIRCLES』は「えん・わ」を意味します。景色は変わり続けます。誰もが変わり続ける中、様々な変化を恐れる事なく前向きに受け止めながら、今を最大限にタフに音楽を楽しんでいきたいと思い創り上げたアルバムです!KEMURIを取り囲む皆で創り上げた「えん・わ」です!これからも自分たちが誇りにおもえるような音楽を創り、最善、最高を目指していきますので応援宜しくお願いします!感謝!ライブで皆さんに会うのを楽しみにしています!PMAを胸に
KEMURI 伊藤 ふみお
発売・販売元 提供資料(2009/04/08)
ラモーンズは〈金太郎飴〉などと言われながらも最後までラモーンズであり続けた。それは変化を美徳とする音楽シーンにおけるひとつの奇跡とすら言えるほどに。森村亮介(トランペット)の逝去、伊藤ふみおの穏やかなソロ作のリリースと、状況的にはKEMURIがこの新作で新たな方向性を選んだとしてもなんの不思議もなかったはずだ。だが、ラモーンズがラモーンズであり続けたように、KEMURIはKEMURIであり続けることを選んだ。森村が生前に残した音源を使用している点に過剰なドラマを重ね合わせることも可能だが、それは無粋というものだろう。伊藤が差し出すひとつひとつの言葉の、または王道としか呼ぶことのできないスカ・パンク・サウンドの持つ説得力と強さは、現在の日本の音楽シーンにおいても変わらず頂点に立つものだ。KEMURIはなにも変わっていない。それこそがもっとも感動的で、聴くたびにタメ息がこぼれてしまうのである。
bounce (C)達磨 剣
タワーレコード(2004年10月号掲載 (P75))