ニュージャージー州出身の女性POPS/R&Bシンガー・ソングライター、クリスティーナ・ミリアンのアルバムの通常価格盤にイントロを含めて6曲を追加し、5曲を削除したリニューアル盤。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
世界征服アルバムの登場よ!! と、いうのも2002年に発表されたデビュー作『Christina Milian』は、ここ日本とUKのみのリリース。でも本作『It's About Time』は、ついにUSでも発表されることになるの。一見面倒な経路を辿っているようにも思えるけれど、その過程こそがこの作品に新鮮な風を吹き込んでいるんだから! 極上ミドル“Down For You”から、すべてのサウンドがビート感に収束する“Peanut Butter & Jelly”まで、収録曲のカラフルさでUKソウル→USメジャーリーグR&Bを一気に横断。実にお腹イッパイの内容なのよ。スマートな歌唱法もさらに磨かれ、そのヴォーカルが二重三重と交差するコーラス・パートの気持ち良さったら!! シンプルに〈彼女そのもの〉を楽しむのが正しい聴き方なんだけど、強いて細部にこだわるならば、〈ON←→OFF〉だけのシンセ使いとエフェクトが容赦ない“I Can Be That Woman”にチビったわ。
bounce (C)犬笛 ヒロ
タワーレコード(2004年04月号掲載 (P71))