"ボサノヴァの創始者"との異名を持つジョアン・ジルベルトを父に、シンガーのミウシャを母に持つブラジリアン・アーティスト、ベベウ・ジルベルトのアルバム。プロデューサー陣に、マドンナ他を手掛けるマリウス・デ・ヴリエスとギ・シグスワース他が参加。 (C)RS
JMD(2010/06/17)
ジョアン・ジルベルトとミウシャの愛娘であり、新世代ブラジリアン・ミュージックを代表するアーティスト、ベベウ・ジルベルト。世界的大ヒットとなったデビュー作「タント・テンポ」からリミックス・アルバムを経て、4年振りのオリジナル・セカンド・アルバムが完成!!プロデューサー陣にビョーク、マドンナ、アニー・レノックス等も手掛けたマリウス・デ・ヴリエルとギ・シグワーズ、そしてダイドやニューオーダーを手掛けたパスカル・ガブリエルら豪華メンバーが参加!更にゲスト・ミュージシャンとしてカルリーニョス・ブラウン、ジョアン・ドナート、マルコス・スザーノ、母ミウシャという豪華ラインナップを迎え、リオ、バイーア、ニューヨーク、ロンドンでレコーディングを敢行。シンガーソングライターとしての才能を前作以上に発揮し、カルリーニョス、ダニエル・ジョビンとの共作も果たす。サウンド面では前作「タント・テンポ」のスタイルを継承しつつ、アコースティック・サウンドとわずかにエレクトロ・サウンドを融合させ、シンプルながらも洗練された仕上がりとなっている。暖かく、そしてかつソウルフル、クラシカルなブラジリアン・リズムとコンテンポラリー・ポップが絶妙にブレンドされた大注目盤!!
タワーレコード(2009/04/08)
前作『Tanto Tempo』から実に4年ぶりとなる新作。ビョークを手掛けたマリウス・デ・ヴリエスがプロデュースを手掛け、カルリーニョス・ブラウンも参加ということで、どんな音が飛び出すかと思いきや、彼女の落ち着いた声の魅力を引き出したボッサ・アルバムに仕上がっている。チル・ハウスやダウンテンポ系の曲も素敵だけど、ウッド・ベースやピアノといった生楽器の温かみを活かしたジャジーなサウンドも秀逸だ。
bounce (C)長屋 美保
タワーレコード(2004年08月号掲載 (P86))