カリスマ女性ロッカーが、『ストーリーズ・フロム・ザ・シティ、ストーリーズ・フロム・ザ・シー』より3年半ぶりに発表したアルバム。女の情念をエキセントリックに表現するだけにとどまらず、人間の持つ深みにまで切り込んだ歌と音像が素晴らしい。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
英国の最も優れたコンテンポラリー・アルバムに授与される“マーキュリー・ミュージック・プライズ”を受賞した大傑作『ストーリーズ・フロム・ザ・シティ,ストーリーズ・フロム・ザ・シー』から3年半ぶりの作品!
前作から本作に至るまでの間、多くのガレージ・ロック・バンドが登場していますが、ヤー・ヤー・ヤーズのカレンやキルズのヴィヴィをはじめ、影響を受けたアーティストの中にPJハーヴェイが挙げられることも多く、まさに彼女はその原点とも言える存在。今回も切れ味鋭いソリッドなロック・アルバムに仕上がりました。アルバム制作のほとんどの部分をすっぱり一人でやった快作です!
タワーレコード(2009/04/08)
ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oやキルズのヴィヴィなど、昨今のガレージ勢にも多大な影響を与えてきたPJ・ハーヴェイの7作目。ほとんどのレコーディング行程を彼女自身が手掛けた作品で、ギミックなしのガチンコ勝負! キンキンに張りつめた演奏とヴォーカルの絡みが容赦なし。こりゃ、聴くほうも全裸ってのが〈PJルール〉! もう、女性性にまつわるうんぬんとかで彼女を語るのはナシよ。そういう次元じゃないんだから!
bounce (C)武山 英丈
タワーレコード(2004年06月号掲載 (P75))