| フォーマット | DVD |
| 発売日 | 2003年11月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | - |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | IVCF-2260 |
| SKU | 4933672228761 |
構成数 : 1枚

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正確には、読むのではなく観るのであるが、とにかく台詞と見方に傾倒しているので、信者かもしれない。
その歴史的劇団が、〈モリエ―ルの家〉と呼ばれるコメディー・フランセズで、今も活気のある舞台と活動で、活発に古今の伝統を生き続けている。
10数年以上前に、日本語字幕付のDVDでモリエ―ルの舞台を鑑賞した時、
最も記憶に残った女優の一人がカトリ―ヌ・サミ―(1930年Paris生~)だった。
例えば、『女学者』(1998年上演)ではベリ―ズ役で、当時68歳だった。
本ドキュメンタリー(1996年)では、66歳の彼女は座長を務めていた事を知った。
本作品は、舞台裏を見せているのだが、
年金の交渉や引退女優の100歳のお祝いの場面では、
役者は代弁者という役目を果たさなくてはならないという職責があることを改めて気づかされ、
その職歴の確かさをカトリ―ヌ・サミ―から私は感じた。
言葉に力があり、物事の本質を簡潔に磨きあげて伝えている。
とても聞き取りやすく、耳に入りやすく、得心させてゆく。
彼女の姿はフランス人の特性も表していることにも気づき、
この映画がコメディーフランセ―ズが、どのように出来ているかの一端をよく顕していると私には思えた。
昨年の2022年は、モリエ―ル生誕400年で、『タルチュフ』の現代版が舞台上演された。
リヨンに於いて、フルヴィエ―ルの夜に、Ivo van Hove演出『Le Tartuffe ou l'Hypocrite』を観劇した思い出と共に、
モリエ―ルの祥月命日(1673年2月17日)に。