| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2003年10月13日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Apex |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 2564607142 |
| SKU | 825646071425 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00

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🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2
ガブリエル/エヴァ:テレサ・ザイドル
ウリエル:アルギルダス・ヤヌタス
ラファエル/アダム:ベンノ・ショルム
カナウス国立合唱団
リトアニア室内管弦楽団
指揮:ユーディー・メニューイン
通奏低音はチェンバロとチェロ。奏者の記載はありません。第3部の二重唱を除いてチェンバロは歌の通奏低音には参加していません。
1998年7月11日のラインガウ音楽祭でのライヴ録音となっていますが、聴衆のノイズは少なく、拍手も無いところからも、ゲネプロの音源も加えての編集ですね。
メニューインの演奏は、1曲1曲をとても丁寧に演奏しています。オーケストラの統率もライヴとは思えないくらいの見事なもの。そして それがわかるくらいの明瞭なオーケストラの録音。
描写音楽についてはレチタティーヴォでは、ダイナミックとテンポの緩急を巧みに織り成しながらの 明瞭な描き分けを聴くことができます。アリアの部分では一転、インテンポで流れるような音楽になっています。
そして第3部の、歌手が絶好調となってきての、幸福感あふれる音楽は絶品です。
ソロの歌唱は、ほぼスコア通りの歌唱。
ザイドルはスピント寄りの成熟した歌唱。コーダの部分などでのドラマチックな盛り上げ方も見事です。ビブラートはしっかり掛けています。
ヤヌタスはとても情緒的な歌唱です。
ショルムの深い低音を利かせた語りや歌唱は 正教会の響きを思わせる魅力的もの。
重唱の箇所でソロのバランスが悪いのは、録音(編集)のせいでしょう。
メニューインは、第3部が「おまけ」ではなく、「第3部に向けた『天地創造』の物語」というスタイルで演奏している様に感じました。
気になる点といえば、CDの1枚目から2枚目へと交換する箇所が 第2部の真ん中。音楽の構成を無視した編集が残念です。
引き締まったオーケストラの骨格に乗って演奏された『天地創造』の物語。もしかして これは隠れた名盤ではないでしょうか?
ソロのバランスなどが気になりましたが、『天地創造』を初めて聴く方にもお薦めできるアルバムです。