ついに自身が全面音楽をクリエイトしたサントラ!!
『ミスティック・リバー』(2003)
サウンドトラック
監督・音楽 クリント・イーストウッド
オーケストラ指揮 レニー・ニーハウス
主演 ショーン・ペン、ティム・ロビンス、
ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン
演技派が集結したイーストウッド監督専念作の
新しい傑作。
美しいジャズ・バラードなピアノで幕をあける、
クリント・イーストウッド音楽!のサウンドトラック。
コーラスの使い方、オーケストラの低音の妖しい
トーンと、美しいメロディの重なり合いなど、
ちょっとハワード・ショア、アンジェロ・バダラメンティ
的な香りを醸し出します。そして、
美しく深いソロ・ピアノ・スコアが何曲かあり、
これがイーストウッド・サントラの魅力でしょう。
息子カイル作によるフュージョン・スコアもラスト
に2曲。大人のスコア・ファンには、お楽しみな一枚!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/06/06)
俳優として約半世紀、映画監督としても30年のキャリアを持つクリント・イーストウッドの最新監督作。音楽面ではジャズに造詣が深く、これまでもレニー・ニーハウスと共同でスタンダードやオリジナル・スコアを使用してきたが、本作では全面で作曲を担当。彼らしい静かで美しいピアノ・ナンバーで幕を開け、徐々にコーラスとオーケストラが重なり合っていく壮大なスコアは、音楽面でも円熟の極みに達した感動作だ。
bounce (C)広瀬 毅
タワーレコード(2004年01,02月号掲載 (P128))