2003年の夏フェスで大暴れし、心を奪われた人が続出!さらには全米でリリースした「NEU」がカレッジラジオチャートでTOP20に食い込みむなど国内だけではなく海外でも、とどまる事を知らないPolysicsが早くも新作を発表!爆発する初期衝動と驚異の演奏力、そして無意味な歌詞とタイトルで作り上げた”世紀の奇盤”と呼ぶべき作品!
タワーレコード(2009/04/08)
アメリカ横断ウルトラ・ツアーも各地で大盛況。今年は異常な量のツアー、フェス参加を重ね、常時頭からシューッと煙が出るほどの激烈テンションを見せつけながら、観客のアゴをカクンカクン外しまくったPOLYSICS。そんな彼らの怒濤の一年を象徴し、かつ体現しているのが本作である。冒頭の〈イデーッテッテッ!〉という意味不明絶叫からたたみかけてくるのは、ポップでキュートでラウドでクレイジーなピコピコ・ビーム。しかもYMOから「ザ・ガードマン」までが脈絡なく顔を出し、果ては本家カジャグーグーに“カジャカジャグー”のベースを弾かせるという、なんですかそれ!?的荒ワザの嵐を強引に展開。〈バカバカしいと思うなよ、やってる本人大マジメ〉という、かのラビット関根の名言を彷彿とさせる、恐ろしいまでの気迫。マジ最高である。新サポート・ドラマー、イシマルの加入で一層腹に響くビートもメチャ気持ちいいっす!
bounce (C)中込 智子
タワーレコード(2003年11月号掲載 (P71))