2001年発表『イズ・ディス・イット』に続く、ニューヨーク出身の5人組ロック・バンド、ザ・ストロークスのセカンド・アルバム。前作に引き続き、ゴードン・ラファエルをプロデュースに迎え、徹頭徹尾ザ・ストロークスな音世界を築きあげた快作。ジュリアンのヴォーカルはさらに深みと優しさを増し、メロディー・ラインの軌道を出入りするギターがスリルを生む。前作のサウンドを踏襲しつつも、ミディアム・テンポの「アンダー・コントロール」等、ロックのメロウな部分にも挑戦し、デビュー作での成功によるプレッシャーもなんのそのといった感じ。ザ・モダン・エイジのためのリアルタイム・ヒストリー。 (C)RS
JMD(2011/05/12)
ストロークスがシーンを変える!2002年の衝撃デビュー・アルバム『イズ・ディス・イット』から2年振りの2ndアルバム!!
その内容の一部はサマーソニック'03でも披露されたが、前作のフィーリングを残しつつも、さらにポップになった曲が詰まっています。数多くの中から最高の楽曲がセレクトされた、最高のロックン・ロール・アルバム!!これぞまさにストロークスでしか聴けないサウンド!必聴 !!
タワーレコード(2009/04/08)
彼らは鳴らすべき音がわかっていた。研ぎ澄ませた演奏と楽曲があれば、何度でもロックに命を吹き込み、大勢の感性を揺さぶり得ることを確信していた。傑出したロックがすべて過去のものとなりつつあることに、強烈な〈否〉を叩きつけたデビュー・アルバム『Is This It』から2年、待望の新作がリリースされた。クラシカルなバンド編成で鳴らす、際立って個性的なリフや音色、クールで獰猛なビートやシャウト、表情豊かなアンサンブル、そんな知性溢れる唯一無二のサウンドは、「前作と同じフィーリングを持ちつつ、前よりも少し進化したもの」というコメントどおりの感触。そして聞こえてくるのは、〈NYパンク云々〉という過去への郷愁を超えた、圧倒的な〈今〉である。今を生きるバンドが今を生きる貴方に向けて、より確かな音を放ち続けようとすること。これ以上の新しさがあるのだろうか? 今、絶対に避けては通れないロックンロール。
bounce (C)木村 優宏
タワーレコード(2003年11月号掲載 (P71))