ソフィア・コッポラ第2弾監督作品、映画『ロスト・イン・トランスレーション』のサントラ盤。エール、デス・イン・ヴェガス、スクエアプッシャー、はっぴいえんど他の楽曲を収録。
JMD(2007/10/13)
『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)
サウンドトラック
監督 ソフィア・コッポラ
音楽監督 ブライアン・レイツェル
音楽 ケヴィン・シールズ(マイ・ブラディ・バレンタイン)
出演 スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイ、ジョヴァンナ・リビシ
『ヴァージン・スーサイズ』から4年後のソフィア・コッポラ監督第2作、舞台は東京。音楽はマイ・ブラディ・バレンタインのケヴィン・シールズ。ギターノイズの中に独特の美しさが漂うマイ・ブラ・ ワールドの再現「CITY GIRL」、ヴァンゲリス"ブレードランナー"のように幻想的な、スクエアプッシャーのトラック「TOMMIB」、フェニックスの甘酸っぱいポップロック「TOO YOUNG」、はっぴいえんど「風をあつめて」、シールズの幻想的なギター・スコア、そしてウルトラ名盤マイ・ブラ「ラブレス」からの1曲 「サムタイムス」、友情あふれるエールの、今回のための新録音「アローン・イン・キョウト」と、独特の甘美な孤独感が舞う、ソフィア・ワールド。21世紀初めの東京・渋谷の感覚が音になったサントラ。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2016/04/19)
その洗練された選曲が話題になったソフィア・コッポラ初監督作「ヴァージン・スーサイズ」のサントラ。あのファンシーなテイストを継承しつつ、さらにヴァージョン・アップさせた本作では、音楽監督でありエールのセッション・ドラマーでもあるブライアン・レイツェルを通して、ソフィアの趣味が美しく花開いている。でも、なんといっても話題はケヴィン・シールズが4曲書き下ろしていて、“City Girl”では歌声も聴けるということ(まんまマイ・ブラディ・ヴァレンタイン!)。ほかにもエールやスクエアプッシャー、ジーザス&メリー・チェインなど個性豊かなメンツに交じって、なんと、はっぴいえんどのナンバーも収録。舞台が日本ということかららしいけれど、果たして本編でのハマリ具合は!
bounce (C)遠山 明
タワーレコード(2003年09月号掲載 (P133))