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シューベルト: ピアノソナタ第21番<タワーレコード限定>
ラザール・ベルマン
アナログLPで1回だけ発売され、そのまま長きにわたり再発売されなかった幻の名盤です。東芝EMIのクラシック担当者に再発売の要望を出した事があったのですが、この録音の存在をを知りませんでした。ベルマンは、シューベルトの没後150年の記念の年に録音できたことを喜ばれていたそうです。演奏は、内面への深い沈潜が大変印象深いものです。
小澤&サイトウ・キネン~奇蹟のニューヨーク・ライヴ<初回限定盤>
小澤征爾、他
小澤はこの曲を得意としていたが、これまでのスポーティで見通しがよく、スマートな演奏に、重圧でどっしりとしていて、えぐり出し、しぼりだすような表情と、意思の強さ、オケーストラを強力にドライブする圧倒的なパワフルさが加わった、まさにドイツ的な響きを伴った感動的な名演奏。
リスト: 巡礼の年
この一連の曲集が、これほど高いレヴェルと均一性をもって全曲を録音されたことが、かってあったであろうか。ベルマンの残した最高の遺産の一つとして長く聴かれ続けて欲しい名盤。
Lazar Berman at Carnegie Hall:J.S.Bach(Busoni):Chaconne/Liszt:Piano Sonata in B Minor/etc (10/26/1977)
ピアノ・ソナタロ短調 充実した集中力のある演奏で、スケールが大きい。弱音も美しく詩的情緒も豊かだ。ショパン 練習曲 作品25-7 アンコールと思われるが、連綿たる情緒。これは美しい!シューマン ピアノソナタ第1番 出だしを聴いただけで名演と断言できる!ベルマンのシューマンは素晴らしい。名演。
The Art of Lazar Berman - Schubert, Liszt
ついに、メロディアで録音されたあの超絶的な名演奏が再発売となる。全てのピアニストを横へ押しやる空前のヴィルティゥオーゾの演奏がまとめて聴ける絶好の機会である。
シューベルト:楽興の時/ピアノ・ソナタ第19番
ラドゥ・ルプー
詩情豊かで、優しく心休まる演奏。劇的な部分の表現がまた素晴らしく、穏やかな表情と大きな対照を生み出す。ルプーの才覚を聴くのには適したプログラムであろう思い購入したが、全くそのとうりで期待通りの演奏。安心して聴いていることができるが、この表情、叙情、表現力は並みのもではなく名演である。
リスト:超絶技巧練習曲集より シュ-マン:幻想曲
エフゲニー・キーシン
堂々たる、立派な演奏である。シューマンの幻想曲も名演だが、リストの超絶技巧練習曲(抜粋)の出来の良さには感銘を受けた。覇気がある。勢いがあって聴きごたえがする。ベルマンのメロディアの名盤(1963年)とまではいかなくとも、ここまでの演奏をするとは思わなかった。エフゲニー・キーシン、なかなかのピアニストである。
Lazar Berman in Concert Live - Schumann, Liszt
既に出ている同曲異盤に比べ、テンポは遅く、そのぶんスケールが大きい。曲が進むにつれ、彼独特のロングペダルからくる豊かにピアノが歌うあたりが見受けられる。70年代に比べ覇気や勢いは衰えをみせるが、表現は比類なく巨大化していてロマンティック。内面へ深く沈潜していくあたりは絶品。まさにシューマンであり、リストの時代を思わせるグランドスタイルの演奏であり、もう二度と生で聴くことができない演奏である。
Bruckner: Symphony No.8
セルジュ・チェリビダッケ、他
テンポ、ダイナミックス共にチエリ独特のもので、他の演奏家とは一線を画する。ライナーノートにあるように、チェリにとってブルックナーは「森羅万象であり、ミステリアス。誰にもわからない所が魅力」であり、ブルックナーを発見した時代に生まれた事を幸せとしていた。この演奏は巨大なモニュメントであり、得体のしれない化け物である。まさに天上天下唯一独尊な名演である。
ショパン:24のプレリュ-ド&葬送ソナタ
テクニックは切れるねー。詩的情緒の表現もうまいし、全体的に演奏の構えが大きくダイナミック。ただ、ちょっとまだ所々に無理があような強引な印象も受けた。そこが若さ。しかし、なかなかいい演奏だ。
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
ラザール・ベルマン、他
変に気張ったり、大向こうを意識した演奏ではなく、大変真面目なものです。しかし、よく聴くとベルマンの底の知れないようなテクニックによる凄みと底力。どこもかしこも歌に満ち溢れたピアニズムを聴く事ができます。
カーネギー・ホール・ライヴ1979 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
クラウディオ・アバド、他
このアルバムは、LPで持っていますが、”ライヴ・アット・カーネーギーホール”は待ちに待った初CD化。詩的情緒豊で、豪放磊落な名演奏です。ピアノを愛する人たちは、すべからく聴くべき演奏。
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