Stilly

AIR

まるで鎮静剤のようなアルバムだ。陰鬱な心身に、ノッディング効果が訪れる。特に"Yawn"は心地良い。海底で漂うような深い恍惚感を受け、やがてうとうとした眠りや揺れが続く。

トゥデイ

AIR

まるで広がり行く同心円により、自由意思の極地へ至る圧力から守られているような印象を受ける。芸術家は、日々の些細な様子をも、その視座で、ダイナミック且つスタイリッシュに曲に乗せて歌ってしまうようだ。

Crawl

AIR

校歌みたいな歌です。このレビューを読まれた生徒諸君、仰げば尊しなんて歌っている場合ではない～！（笑）

キッズ･アー･オールライト

AIR

高校２年の時、体育祭の騎馬戦でＢＧＭとして流れていた。襷をめぐり、奪い、せめぎあう勇姿が克明に甦る！！

Best Not Best

AIR

これは啓蒙を促すアルバムだと私は感じる。いつも太平楽な脳ミソに、幾何学的な空気シャワーが浴びせられる。このシャワーにより、単なる縦横の平面波を解脱し、球面波を生む波動方程式が認識される。

one [CCCD]

AIR

このアルバムにより、刺激の豊かな環境のうちに、ぶつかり、弾かれ、溶ける。だが一人の歌声により、各々の楽曲が美の核心へと収斂され、繰り返し聴くほど魅了される。

My Way

AIR

このアルバムでは、一輪の薔薇を秘めた紳士が天地万物に敬意を表しつつ、それにタクトを取っている。紳士は音とリズムの魔法を自由に操り、忘れかけた者へと、あたかも夢か幻のように甦らせる。

ウォーク・ディス・ウェイ

AIR

降り注ぐ聖歌と揺るぎ無い地歩を占める声音のコントラストが妙に心地良い。この曲により、広漠な天と地に我を忘れ、聖賢の道へと導かれる。

GREATEST HITS

スパイラル・ライフ

Track6の"Where're you from?Where're you going?"は、平和について考えさせられる素晴らしい名曲だ。この曲により、宇宙が見える。風、陽、草、花、空、人間そのままの姿が歌われている。その眩しさと尊さに、なすすべもなく、ただ涙が流れる。