Mozart:Complete Piano Sonatas:Vlado Perlemuter(p)

ヴラド・ペルルミュテール

音源が古いにもかかわらず、充分にしっかりした音質で、意外にもセンチメンタル的なアプローチにも思えました。現代的な激しいようなキレる演奏ではありませんが、感情表現が豊かなモーツアルト像を表しています。ペルルミュテールの意外な一面が聴けてファンには必須の全集ですね！

Brahms, Bartok, Liszt, Dohnanyi, et al /Annie Fischer, et al

ライブ録音ですが、彼女の演奏魂が聴ける一枚！ブラームスのソナタはかなり早めのテンポにも驚かされますが、第2楽章は圧倒的！バルトークやドホナーニにも鋭い感性が光る彼女ですが、ライブならでは緊張感ある内容が素晴らしいCDです…。ライブだからこそあるミスもありますが、それをも圧倒させる音楽のエネルギーに脱帽の一枚！

Elly Ney - Complete Her Late Recordings (Limited)＜限定盤＞

エリー・ナイ

エリ･ナイの演奏がぎっしり詰まったお買い得盤。ベートーヴェン物に定評があるようですが、ボーナス盤にブラームスなど、晩年に演奏したとは思えないほど、朗々とした風格にあふれる演奏です。学ぶべきモノも多いと思いますよ～

Faure: Complete Piano Works

ポール・クロスリー

ポール･クロスリーによるフォーレ全集は以前、yahoo掲示板でも話題になった盤でもあります。80年代後半に分売りで出るも少量に発売され、復刻盤は嬉しい限りです。知的なセンスが光る全集ですよ～

ラフマニノフ: 24の前奏曲集(前奏曲Op.3-2/10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32)

アブデル=ラーマン・エル=バシャ

非常にユニークな演奏。ペダルがドライ気味ですが、ラフマニノフのある意味、新しい解釈としても捕らえられるのでは？有名なop.3-2からいきなり「?!」な気分で聴きましたが、音質がクリアーな点が聴きやすく、エルバシャの技量も確かものがあり、我が日本のラフマニノフ感覚からはちょっと違うかもしれないが、聴いて見る価値はありますね…