(全4件)
ヴェスパタイン
Bjork
最も感動的なのは「フロスティ」から「オーロラ」にかけての2曲だ。オルゴールによる演奏の「フロスティ」はタイトルどおり霜の降る厳寒の森を目の前に現出させる。続く「オーロラ」では「オーロラよ、煌めきの女神よ この苦しみの向こうへわたしを解き放って 今すぐにでも オーロラよ」と歌うビョークの歌声で私たち聴く者すべてが天空へと導かれる。
レネゲイズ
Rage Against The Machine
レイジのイデオロギー的、音楽的キイ・マンであったヴォーカルのザックが脱退する直前の作品にてレイジ初のカヴァー集。日本公演でも演奏されたMC5の「キック・アウト...」とボーナス・トラックのライヴでは本人たち(サイプレス・ヒル)と一緒に演奏している「ハウ・アイ...」はとくにすばらしい。ストーンズ、ボブ・ディランらの曲はきわめて戦闘的な解釈がなされている。それにしてもザック脱退は残念。
あぶらだこ
ブラフマンとならんで日本が世界に誇れる数少ないバンドの内のひとつ。パンク、ジャズ、プログレなどをかきまぜた変態リズムの上に奇妙奇天烈なヒロトモのヴォーカルが叫ぶ。歌詞の意味は解釈不可能。ただあぶらだこ世界に身を託すのみ。
アイ・ゲット・ウェット~パーティー・一直線!
Andrew W.K.
タイトルにもあるようにこのアルバムに入っている曲はすべてパーティー・チューンだ。深刻さは微塵もない。アンドリューはニューヨークで活動しているそうだが9・11テロの影響は1ミリも感じられない。とにかく踊ってくれ、のってくれと言わんばかりの曲ばかりだ。歌詞は本当におバカなものばかりだが、曲は全て本当に緻密につくられている。私は買ってからもう50回は聴いているが全然飽きない。
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