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マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説
ケネス・ウォマック、他
ビートルズ本人だけでなく、マネージャーやプロデューサーにまで興味がある人のさらに奥深くまで興味を持ったかなりのマニアならこの730ページにも及ぶ本を好奇心と興奮のうちに読破してしまうことだろう。アフター・ザ・ビートルズ世代の僕は、ツアー時代の逸話には、噂以上に破天荒な日常にびっくりし、解散後は当時を思い出し、まるでその時代にタイムスリップしていくかのような体験をした。マルの日記をベースに書かれているので、マルの強さと弱さに翻弄されながら、最後を迎える。訳も読みやすく、挿入写真も面白い。
Darkness on the Edgeof Town<初回生産限定盤>
Bruce Springsteen
Bad Landで勢いよくスタートするが、アルバム全体としては重い。ストリートレースを題材にしたRacing in the Streetにしても負けることを知らなかった主人公はいまや現実生活に埋没している者として登場する。ブルース自身の裁判の影響もあるのかわからないが、本作以前の無垢な明るさが色濃い作品からシリアスで深い洞察をみせるものへと変化していく最初のアルバム。
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