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ヴェルディ:アイーダ
Ono, Kazushi/Brussels Theatre de la Monnaie Orchestra、他
ロバート・ウィルソンのストイックなまでにシンプルで現代的な舞台演出が、非常に美しく印象的な作品です。ただし、タイトルロールのノルマ・ファンティーニをはじめ、歌手、合唱、指揮、オーケストラともに、可もなく不可もなくという程度のできです。METのような絢爛豪華なAIDAを期待する人には、お勧めできません。
Shostakovich : Lady Macbeth Von Mzensk / Anissimov, Liceuoo, Secunde, Etc
ANISSIMOV/LICEUOO/SECUNDE/ETC
退廃的で、難解で、個人的には苦手なタイプのオペラですが、以外に最後まで見ることができたのも、舞台演出、歌手ともにに充実しているからだと思います。ただ、鳴響くパーカッション、過飽和の音には、少なからずイライラさせられます。
Bizet: Carmen (Glyndebourne Festival)/ Bernard Haitink, LPO, etc
ベルナルト・ハイティンク
情熱的なバルツァのカルメンもすばらしいのですが、マリア・ユーイングの容姿、演技、ダンス、妖艶な歌唱、どれをとってもまさにカルメンという感じがします。ドン・ホセのマッコーレイも、好印象でした。舞台演出は、どちらかというとありきたりですが、クライドボーンの狭いステージをうまく使っています。
ドニゼッティ:≪連隊の娘≫
マリエッラ・デヴィーア
見ていて、非常にハッピーになるDVDです。サザーランドのふざけほうだい、自由奔放なマリーとは少し違いますが、デヴィーアのマリーも現在考えうるなかで、最高のマリーだと思います。ピアノレッスンのシーンの調子っぱずれの歌なども、とてもチャーミング。
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」ブレッシャ版〈2枚組〉
アルベルト・ヴェロネージ
あまりに酷い演出で、見ていて怒りがわいてくる。とても最後までは見る気にさせない。
プッチーニ 歌劇≪蝶々夫人≫ アレーナ・ディ・ヴェローナ
ダニエル・オーレン
やはり蝶々夫人に関しては、日本人の演出家による物意外は、見るより聞くにとどめたほうがいいと事を、改めて実感させられました。以前の同演出家のギンギラ西太后の蝶々さんよりは、随分まともにはなってますが、ゼッフェレッリが、何度も日本に来ているのにかかわらず、やはりいつもの日中混同ジャポニズムには、驚くばかり。とても聞くのには集中できなくて、だめ!
ドニゼッティ 歌劇「愛の妙薬」
ニールス・ムース
最初から最後まで非常に楽しい。演出はちょっとふざけすぎかなとは思うが、みんなが、この演出を楽しんでいる感じがした。ネモリーノ役のマチャード、まさにはまり役。ぽっちゃりした体型といいきれいな声を素直に響かせるところなどまさにネモリーノ! 既存の演出のドゥカマーラが老獪、狡猾な役柄で描かれているのに対し、エルヴィン・シュロットの若々しい詐欺師振りが非常に光っていた。ハッピーな気分にさせてくれる一枚。
ウィーン国立歌劇場 R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」全曲
エヴァ・マルトン
マルトン、アバドともに息をつく暇がないほどのド級の迫力で一気に演奏しまくった絶品。それでいて、暴力的ではなく、非常に優れたオーケストレーション。
ドニゼッティ:歌劇≪連隊の娘≫全曲
リチャード・ボニング
まさにベルカントのサザーランドの魅力がひかる。全編を通して彼女が、いかにこの作品を愛しており、楽しんでいるかがわかり、聴いているこちらまで楽しくなる名作
Wiener Opernfest 2005 - Gala Concert/ Vienna State Opera Orchestra
Various Artists
祝祭ムードが強く、大物歌手が次々出てきて非常に楽しめる。しかし、芸術監督の小沢が今ひとつで、拍手も非常にまばらだったのは、残念・
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