Canto Gregoriano (10-CD Wallet Box)

学術的に正当か、録音として異端か・・・異端の多かった中世だからいいではありませんか。私たちが100％、ヨーロッパでどのように聖歌が歌われているのか知らない限りは、できるだけ「歌そのもの」を知るには廉価で有り難い存在です。

ROMANTIC BASSOON

DAVIDSON/WILLEN/SUNDSVAL CO

ファゴットの名協奏曲が１枚で４つ（フンメル／デュ・ピュイ／ダンツィ／ウェーバー）、しかもすばらしい音色とアンサンブルで聴ける名盤です。なかでも、日本では無名のデュ・ピュイはスェーデンに移住したフランス人作曲家ですが、彼のイ短調協奏曲は素晴らしい作品です。初録音の由。

ベートーヴェン:交響曲全集

岩城宏之、他

岩城氏、まだ３０代！　Ｎ響の水準も高い！いままで埋もれてしまっていたのが勿体ない、昭和を代表するベートーヴェンの交響曲全集ではないでしょうか。必聴！

ホルスト: 組曲《惑星》、ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲第4番

グスターヴ・ホルスト、他

現在主流の「彫り込んだ」解釈が、ホルスト自身のものとは如何に違ったか、をはっきり認識させてくれる、価値ある一品です。ヴォーン＝ウィリアムスの自作自演は他でもてに出来ますが、ホルストはなかなか難しいので、なおさらです。

DMITRI SHOSTAKOVICH & FRIENDS:STRING QUARTET NO.1-NO.4/SYMPHONY NO.10/PIANO CONCERTO NO.1/NO.2/ETC:DMITRI SHOSTAKOVICH(p)/BEETHOVEN QUARTET/ETC

ドミートリー・ショスタコーヴィチ

偽書『ショスタコーヴィチの証言』でさんざんに言われているガウクが協奏曲第２番で抜群の理解度を示していること、初演者の弾くヴィオラソナタの美しさ、この２つが白眉かな、と思います。なかなかＣＤのないベートーヴェン四重奏団の確固とした演奏（こちらも初演者、ですね）が思ったよりいい音質で聴けるのも嬉しい！

Mozart:Zaide:Nikolaus Harnoncourt(cond)/Concentus Musicus Wien/Diana Damrau(S)/Michael Schade(T)/Florian Boesch(Br)/etc

ディアナ・ダムラウ、他

アーノンクールのモーツァルト解釈は全面賛成ではありませんが、この「ツァイーデ」は演奏も美しく出色だと感じました。なかなか聴けない曲だけに、貴重な名盤！

「新モーツァルト全集」による楽譜 (直輸入:ベーレンライター版) 全20巻

買いです！　編曲作品や疑作・偽作の部がないのが残念ですが・・・そこまであったら置き場に困るしなあ。　曲を探し出すのが大変ですが、ベーレンライター発行のKonrad著Mozart-Werkverzeichnis（独・英版あり）を併用するとラクになります。各曲の解説は古いものでも大変貴重！（でもドイツ語。）

Rossini: Il Barbiere Di Siviglia/ Joseph Keilberth

ヨーゼフ・カイルベルト

ドイツ語によるロッシーニ上演というだけでも貴重なのに、歌手陣が素晴らしい。歪み等はありますが、観客の雰囲気も良く伝わってくるのが嬉しい映像です。