(全10件)
Merry Andrew
安藤裕子
とにかく懐かしくって、優しい歌声です。普段、洋楽を聞いていますが、ジュディシルや、リンダルイスなどに通じる、普遍的な世界を感じます。
「メリーに首ったけ」オリジナル・サウンドトラック
キャメロン・ディアス主演の人気コメディーのサントラ、と片付けてしまうには惜しい好盤。本編にも登場するジョナサン・リッチマン、ダンディーウォーホール、レモンヘッズ、ファウンデーションズ、ダニーウィルソンなど、広い世代にアピールできる選曲は、監督のセンスも光る。映画ともどもキュートで、心に迫る1枚。
Deep Fried Fanclub
Teenage Fanclub
Fire レーベルに残したシングルその他を集めた国内盤未発売の企画もの。名曲#1は必聴。ほかにも、BEATLESの#5、Neil youngの#10、アレックスチルトンの#11など聞き応えのあるカヴァーも魅力。ファンなら聴いて損のない1枚。
ハル
Hal (Ireland)
80'sリバイバルで語られるバンドの中では、抜群のメロディーセンスと魅力を持つバンド。個人的には、声の質も含めてXTCあたりを思い浮かべてしまうが、それもニルソン、B・ウィルソンなど先人の極意を咀嚼して再構築した複雑でありながら、ポップさを兼ね備えた、その楽曲の良さと、ポップさでキャンディーコートされた、パンク精神が共通するからだろうか。
スウェード
Suede
完璧なデビューアルバム。ジャケット、音ともに、ここまで、自分たちの世界観を表現しきった1stは、the Smiths,the velvet under groundと並べても遜色ない。しなやかで粘り気のあるVOが綴る、人間の闇の部分は、妖艶できらびやかなGによって装飾され、そのマイノリティーな世界をPOP musicへと見事に昇華させた。不世出のバンドがまた一つ生まれた。
ナンバー・ワン・レコード
Big Star
人が羨む才能を持ち合わせながら、持てあます男。アレックス・チルトンと言う男、そんな風に思わずにはいられない。そんな浪々とした彼が、ボックストップでの成功を捨てて、胸に熱いものを抱えながら、野望に満ちていた時の大傑作。後に、REM、the teenage fanclub、the replacementsなど多くのバンドから影響を口にされるその楽曲群は、どれも切なく、そして純粋に胸に迫ってくる。パワーポップの皮をかぶった、青春小説。
セカンド・カミング
The Stone Roses
世界が最も待ち望んだセカンドアルバムの一つ。the Stone Rosesの不在は、当時の僕たちにとって、彼女がいないのと同じくらい最大の関心事だった。その変貌ぶりは、多くの人を困惑させたが、彼らが、唯一無二の存在であることを改めて知らしめた。大いなる実験作だっただけに、ここで歩みを止めてしまったことが、悔やまれる。
ラーズ +8
The La's
リバプールが生んだTHE BEATLESの正当な後継者。伝統的なマージービートの上に構築された、独創的な楽曲の数々は、今も色褪せることなく聴こえることに、このバンドの魅力が集約されることだろう。それだけに、これだけ長い不在を感じさせないのが、皮肉と言うことか。
ホ-ムスパン
XTC
当時良い意味でも悪い意味でも盛り上がったブリットポップが下火になり、パーティーの後のような脱力感とイギリス的なものに食傷気味だったところに差し込まれた、光のような作品。玉石混合状態だったイギリスシーンの奥深さ、本当のイギリスらしさを見せてくれた秀作。全編ストリングスで彩られた楽曲に、ファンとしては少し物足りなさを感じたが、それは次作で気持ちよく吹き飛ばしてくれた。
ザ・ストーン・ローゼズ
乱暴な言い方かもしれないけど、このバンドがいなかったら、イギリスはTheBeatlesを生んだだけの国だったかもしれない。80'sと90's、つまりNew orderとoasisをつなぐミッシングリンク、それがThe Stone Rosesだ。このアルバムには、これまでのイギリスの音楽の歴史とこれからの世界の未来が詰まっている。
商品詳細へ戻る